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2012年8月27日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~後場も上海総合指数の動向を見極め

27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・中国が不安定ななかで底堅さ、ポジション調整としてのショートカバーも

・ドル・円は78円74銭付近、中国株下落で上昇一服
・後場も上海市場の動向を見極め、材料株での短期値幅取り狙いに

■中国が不安定ななかで底堅さ、ポジション調整としてのショートカバーも


日経平均は反発。30.46円高の9101.22円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を
終えた。先週末の米国市場ではNYダウが100ドル超の上昇、シカゴ225先物は9115円だ
ったことから、これにサヤ寄せする格好で始まった。また、為替市場では円相場が対
ドル、対ユーロで円安に振れていることも手掛かり材料となり、景気敏感のコア銘柄
が上昇。225先物は9130円とシカゴ先物を上回って始まり、日経平均は寄り付き直後
に9150.48円まで上げ幅を拡げる局面をみせた。

ただ、買い一巡後はこれまで同様にこう着感の強い展開となるなか、上海指数が安値
を更新するなど、中国市場の弱い値動きを受けて上げ幅を縮めている。東証1部の騰
落銘柄は、値上がり788に対して値下がり636、変わらず227と、値上がり数が若干上
回っている。
セクターでは鉱業、空運、精密機器、輸送用機器、サービス、不動産、石油石炭、水
産農林、その他製品などがしっかり。半面、電力や鉄鋼、保険、証券などが冴えな
い。

買い先行後はこう着となったが、週末のバーナンキ米FRB議長講演の重要イベントを
控えていることもあり、想定内の動きであろう。日経平均は高値9150.48円、安値
9094.04円となり、テクニカル面では週足の一目均衡表の雲の上限・下限のレンジと
なる。テクニカル面でも動きづらくさせている状況である。

とはいえ、日経平均は狭いレンジでのこう着ながらも、中国市場が不安定ななかで底
堅さが意識される。バーナンキ米FRB議長講演への過度な期待は禁物ではあるが、ポ
ジション調整としてのショートカバーなども意識されているようである。こう着のな
かでは材料系の銘柄にシフトしやすいが、景気敏感セクターのコア銘柄の一角がしっ
かり。ソフトバンク<9984>などアップル関連なども堅調であり、相場は崩れ難いであ
ろう。

上値追いは慎重となろうが、押し目拾いのスタンスは続けたいところである。


■ドル・円は78円74銭付近、中国株下落で上昇一服

ドル・円は78円74銭付近で推移。ドル・円は底堅い動きを続けているが、中国株の下
落が多少嫌気されており、ドル・円は上昇一服の様相を呈している。中国政府の景気
刺激策に対する市場反応は限定的。ただし、78円50銭付近には短期筋のドル買いオー
ダーが入っており、ドル・円は78円60銭付近で下げ渋るとの見方が多い。


12時17分現在のドル・円は78円74銭、ユーロ・円は98円49銭、ポンド・円は124円43
銭、豪ドル・円は81円80銭付近で推移。上海総合指数は、2069.85(前週末比-
1.06%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は上海総合指数の弱含みで上げ幅縮小
・直近IPO銘柄やSNS関連の一角に資金
・後場も上海市場の動向を見極め、材料株での短期値幅取り狙いに

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 民生用電子機器国内出荷(テレビ、DVD出荷7月、電子情報技術産業協会
JEITA)
15:00 工作機械受注(7月確報、日本工作機械工業会)
16:00 藤村官房長官、定例記者会見