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2012年8月31日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~医薬品などディフェンシブでの選別物色

31日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日銀ETF期待も25日線が支持から抵抗へ
・ドル・円は78円44銭、78円台前半には短期筋などのドル買いオーダー
・直近上昇の銘柄は利食い売り圧力に注意、医薬品などディフェンシブでの選別物色


■日銀ETF期待も25日線が支持から抵抗へ

日経平均は続落。99.57円安の8884.21円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を
終えた。30日の米国市場ではNYダウが100ドル超の下げとなった。バーナンキFRB議長
講演を控えているほか、スペイン問題など欧州不安が強まるなか、リスクを回避する
格好から景気敏感株を中心に売りが先行した。また、寄り付き前に発表された7月鉱
工業生産速報値が2ヶ月ぶりのマイナスだったことも嫌気された。

売り一巡後は下げ幅を縮める場面もみられたが、支持線として意識されていた25日線
が抵抗線に変わり、その後はじり安基調に。週末要因もあって参加者が限られるな
か、先物市場での断続的な売りの影響もあり、指数インパクトの大きい値がさ株など
は荒い値動きをみせた。

ファナック<%%%6954%%%>、ソフトバンク<%%%9984%%%>、デンソー<%%%6902%%%>、ホンダ<%%%7267%%%>などが軟
調。ファーストリテイリング<%%%9983%%%>は小幅な下げにとどまっており、インデックスに
絡んだ商いによる同社の動向が注目される。また、日経平均の前引けの下落率が
1.11%、TOPIXは1.02%だった。TOPIXが1.0%を超える下げとなったことにより、後
場は日銀のETF買い入れが需給面で下支えとなる可能性がある。

とはいえ、日経平均の9000円回復は期待しづらく、弱いトレンドが続きそうだ。材料
系の銘柄に資金が向かいやすいとみられるが、ジーンズメイト<%%%7448%%%>が一転、ストッ
プ安をつけるなど過熱感のある銘柄には注意が必要であろう。また、バーナンキFRB
議長の講演については慎重姿勢でネガティブ面は織り込んでいるとはみられるが、ポ
ジション調整の売りは出やすいとみられる。

■ドル・円は78円44銭、78円台前半には短期筋などのドル買いオーダー

ドル・円は78円44銭付近で推移。アジア諸国の株安が嫌気され、リスク選好的な円売
りは一服。スペインの救済が先送りされるとの懸念など欧州問題への警戒感や根強い
米QE3への期待感が重しになるなか、日経平均の下げ幅拡大でややリスク回避的な動
きが優勢に。78円台前半には短期筋、個人勢のドル買いオーダーが残されており、78
円台前半では下げ渋る可能性も。

12時16分現在のドル・円は78円44銭、ユーロ・円は98円18銭、ポンド・円は123円88
銭、豪ドル・円は80円73銭付近で推移。上海総合指数は、2051.12(前日比-0.07%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日銀のETF買い期待が後場はサポートになる可能性
・ジーンズメイト<%%%7448%%%>のストップ安やシャープ<%%%6753%%%>の急落が心理的な重しにも

・直近上昇の銘柄は利食い売り圧力に注意、医薬品などディフェンシブでの選別物色


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:15 アップルがサムスンを特許権侵害で訴えた民事訴訟の判決(東京地裁)

13:30 石油統計(7月、経済産業省)
14:00 7月住宅着工戸数(前年比予想:-10.3%、6月-0.2%)
14:00 電子材料生産実績(6月、電子情報技術産業協会)
14:00 電子部品グローバル出荷(6月、電子情報技術産業協会)
16:00 藤村官房長官、定例記者会見
19:00 8月外国為替平衡操作実施状況

<海外>

14:30 インド・4-6月期国内総生産(前年比予想:+5.2%、1-3月期+5.3%)

15:00 英・8月ネーションワイド住宅価格(前月比予想:+0.1%、7月-0.7%)

15:00 独・7月小売り売上高指数(前月比予想:+0.2%、6月-0.1%)