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2012年9月4日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~売られ過ぎ銘柄に買い戻しの動き

4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・今日は景気敏感株物色の日に
・豪ドル・ドルは1.0240ドル、豪準備銀行の声明内容を見極めへ
・下落の目立ったハイテク株などへの買い戻しが目立つ、上昇銘柄とのリバランスに


■今日は景気敏感株物色の日に

日経平均は小幅に続落。7.65円安の8766.24円(出来高概算7億5000万株)で前場の取
引を終えた。前日の欧州市場の上昇を受けて買いが先行した。米格付け会社ムーディ
ーズはEUの格付け見通しをネガティブに変更しているが、為替市場で大きな動きが見
られなかったことも安心感に。ただし、米国市場が休場だったため手掛かり材料に欠
けるほか、6日に予定されている欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて売買を手控える
動きに。

物色の流れとしては景気敏感株への買い戻しに対して、内需系の利益確定とみられる
リバランスの動きとなった。そのため、日経平均はファナック<6954>、TDK
<6762>、キヤノン<7751>、アドバンテスト<6857>、東京エレク<8035>が日経平均を支
える半面、ソフトバンク<9984>、JT<2914>、ファーストリテイリング<9983>などが押
し下げる要因に。

セクターではゴム製品、ガラス土石、電気機器、海運、鉱業、非鉄金属、鉄鋼がしっ
かり。一方で、食料品、陸運、金属、情報通信などがさえない。東証1部の騰落銘柄
は、値上がり542に対して値下がり931、変わらず178と、値下がり数が全体の過半数
を占めている。

景気敏感株には買い戻しとみられる動きが出ているが、それ以上にソフトバンク
<9984>など内需株の弱い値動きが目立つ。規模別指数でも小型株指数の弱い値動きが
目立っており、このところのリバランスの商いが中心のようである。

為替市場では円相場が対ドル、対ユーロともに円安に振れている。また、シャープ
<6753>が反発をみせているほか、パナソニック<6752>、ソニー<6758>も上昇するな
か、売られ過ぎている景気敏感へ向かわせているようである。

全体としては狭いレンジ内でのこう着であり、先物に振らされやすい状況ではある。
前日のような大引け間際の動向には注意したいところであるが、内需系が軒並み利食
い先行のなか、景気敏感株への物色が続くことになろう。

■豪ドル・ドルは1.0240ドル、豪準備銀行の声明内容を見極めへ

豪ドル・ドルは1.0240ドル付近で推移。本日発表された4-6月期の豪経常収支は-
118.01億豪ドルとなり、経常赤字幅は事前予想の-122億豪ドルからやや縮小した。1-
3月期の経常収支も-148.92億豪ドルから-129.97億豪ドルに修正されている。4-6月期
経常収支の実績を意識した向きが、利食い目的とみられる豪ドル買いを実行したよう
だ。ただし、この後発表される豪準備銀行の政策金利と声明内容を確認したいとの声
も聞かれており、豪ドル・ドルの反発は1.0250ドル付近で一服するとの見方も少なく
ない。

12時15分現在のドル・円は78円37銭、ユーロ・円は98円87銭、ポンド・円は124円58
銭、豪ドル・円は80円25銭付近で推移。上海総合指数は、2060.11(前日比+0.05%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は引き続き先物への大口売買に振らされる展開
・下落の目立ったハイテク株などへの買い戻しが目立つ、上昇銘柄とのリバランスに

・リバランスの動きは継続か、売られ過ぎ銘柄への買い戻しに引き続き注目


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 10年国債入札結果発表
15:00 野村証券、12-13年度の業績見通し(東証)
16:00 藤村修官房長官、定例記者会見(首相官邸)

<海外>

13:30 豪準備銀行が政策金利発表(3.50%で現状維持の予想)
14:45 スイス・4-6月期国内総生産(前年比予想:+1.6%、1-3月期+2.0%)