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2012年9月6日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、ソフトバンク、ヤフーなど

シャープ<6753>:197円(前日比-12円)
大幅安で下落率上位。ムーディーズが短期格付けを「プライム3」から「ノットプラ
イム」に引き下げて投機的水準としている。8月3日には「プライム2」から1段階引き
下げを行ったばかりであった。市場からの資金調達などは一段と厳しくなり、鴻海と
の資本提携交渉の行方に不透明感が強まるなか、改めて先行き懸念が優勢に。なお、
本社ビルや亀山工場に1500億円の抵当権を設定といった報道も本日は伝わっている。


ソフトバンク<9984>:3195円(同+70円)
しっかり。前日にはメリルリンチ(ML)のジャパンコンファレンスにおいて社長講演
などが行われているもよう。海外投資家などの注目度の高まりにもつながっているよ
うだ。通信料収入やEBITDAが新興国の通信企業と比較しても高成長していること、投
資先企業価値を調整した場合のEV/EBITDA倍率はグローバル移動体通信企業と比較し
て低位にあること、などが強調されているようだ。

ヤフー<4689>:27700円(同+980円)
買い先行。UBSでは投資判断「バイ」継続で、目標株価を31000円から40000円に引き
上げ、バークレイズでも「オーバーウエイト」継続で、目標株価を32000円から35000
円に引き上げている。UBSでは、経営刷新後の株価を市場は過小評価と指摘し、Key 
Call銘柄に設定している。また、バークレイズでは、スマホの普及がポジティブに作
用するとして、業績予想を上方修正へ。

Jフロント<3086>:402円(同+12円)
反発。大和では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価も400円から500円に引
き上げている。パルコ<8251>の子会社化は成長戦略に適う投資であり、事業ポートフ
ォリオの拡充を評価としている。経営目標である営業利益500億円の達成に向け、視
界が広がる状況と。関心が続いている小売株に関しては、好材料に対しては良好な反
応をみせやすいようだ。

川崎汽船<9107>:95円(同+1円)
しっかり。みずほでは投資判断を「中立」から「買い」に格上げしており、目標株価
は125円としている。コンテナ船事業が当面小康状態を保つと見られる中、株価調整
は行き過ぎとの判断のようだ。引き続き、資源関連株はさえない動きが続く状況下だ
が、ひとまずリバウンドを試すきっかけ材料にはつながっている。

ヤマハ発動機<7272>:700円(同+43円)
大幅反発。インドネシアは9-10月頃から販売回復、今期販売台数は計画の240万台を
上振れへなどとの社長コメントが伝わっている。新興国の先行きに関しても、悲観的
でないとの見方を示しているもようであり、更なる業績の下振れに対する過度な警戒
感は後退する流れにもなっているようだ。

日本触媒<4114>:868円(同+10円)
堅調。バークレイズでは投資判断を新規に「オーバーウエイト」、目標株価を1400円
としている。接触酸化技術などの競争力、並びに、これに基づくアクリル酸や高吸水
性樹脂など主要事業群の競争優位性を高く評価としている。長期的には収益拡大傾向
が継続する公算大との判断のようだ。

サニックス<4651>:257円(同+4円)
しっかり。同社は前日に8月の月次動向を発表している。前年同月比では12.0%増、8
ヶ月連続のプラス成長、かつ、4ヶ月連続での2ケタ増となっている。注目される太陽
光システム事業などが含まれるHS事業部門も、順調に増加している状況。比較的、月
次動向に反応しやすい銘柄でもあり、短期資金中心に関心が向かっているようだ。


3Dマトリック<7777>:2726円(同+246円)
買い先行。自己組織化ペプチド技術について、軟骨細胞培養への適用に関して日本に
おける特許を取得したと発表したことが材料視されている。今回の特許を活用して、
再生医療領域での研究開発を進めていく方針と。現段階で業績予想の変更はないとし
ているが、中長期的に成長が見込まれる再生医療分野における活躍に期待感が先行
へ。

鉱研工業<6297>:322円(同+25円)
大幅反発。国立・国定公園における規制緩和による地熱発電所の第1弾事業が伝わ
り、地熱発電関連のテーマ性が材料視されている。秋田県湯沢市の「栗駒国定公園」
において、3-7万キロワットの計画が許可される見込み。日本は地熱発電による出力
が世界第3位で本格的に地熱発電が普及する可能性もあり、関連銘柄として位置付け
られる同社には思惑が強まる格好に。

ビットアイル<3811>:692円(同+57円)
買い先行。昨日は本決算を発表し、今期売上高は前期比15%増の170億円、営業利益
は同20%増の33億円と、大幅な増収増益見通しとなったことが好感されている。デー
タセンター需要の増加を背景とした業績拡大が続き、営業利益は四季報予想の32億円
を上回ったことも前向きに評価される格好に。また、同時に中期経営計画を発表し、
15年7月期までに売上高を230億円、営業利益を46億円まで拡大させる方針で、中長期
的な業績拡大期待も高まる状況となっている。

ジェイアイエヌ<3046>:1725円(同-11円)
さえない。8月の既存店売上高は前年同月比41.7%増、全店売上高は同75.0%増とな
った。引き続き、パソコン用メガネ「JINS PC」や、軽量アイウエア「Air frame(エ
ア・フレーム)」などが好調に推移しているもよう。前年実績を大きく上回る好調な
内容ではあるものの、既存店売上高の伸び率は6月が70.4%、7月が56.2%となってお
り、足元の伸び悩みがネガティブ材料視される格好に。

楽天<4755>:746円(同+21円)
5日ぶり反発。インターネット金融部門の業績拡大が伝わったことが材料視されてい
るようだ。楽天カードと銀行が牽引役となっており、サービスの利用者はネット通販
で値引きに使えるポイントが貯まるため、本業との相乗効果も高いと。金融部門の上
期における営業利益は前年同期比2倍の95億円、通期では200億円を超える可能性があ
るとも伝わっており、業績押し上げ要因として期待感が高まっている。