最新株式ニュース
2012年9月6日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~手掛けづらいなか材料株の一角に資金

6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・指数インパクトの大きい銘柄の動向次第
・豪失業率低下で豪ドル・円は80円16銭まで上昇、上昇一巡後は上げ渋る展開

・全体的に手掛けづらいなか、タカキュー<8166>など材料株の一角に短期資金


■指数インパクトの大きい銘柄の動向次第

日経平均は小幅に反発。5.10円高の8684.92円(出来高概算6億8000万株)で前場の取
引を終えた。輸出関連の一角が買われ、日経平均は小幅に反発して始まった。しか
し、欧州中央銀行(ECB)理事会を控え方向感は乏しく、その後は下げに転じるな
ど、前日終値を挟んでの狭いレンジ相場が続いた。

セクターでは空運、保険、輸送用機器、鉱業、不動産、ゴム製品、情報通信、証券な
どがしっかり。半面、電力やガス、パルプ紙、精密機器、卸売、医薬品、サービス、
小売などが弱い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり471に対して値下がり981、変わら
ず196と、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型株指数のみがプラ
スであり、ソフトバンク<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ホンダ<7267>、キ
ヤノン<7751>などがけん引する格好。

値下がり数が過半数を占め、大型株指数のみがプラスの状況であり、指数インパクト
の大きい銘柄の動向次第といったところである。出来高は低水準であり、値がさの一
角へのインデックス売買が相場を左右させることになる。

昨日も大引けにかけてインデックス売りで急速に弱含む格好であり、本日もソフトバ
ンクやファーストリテイリングなどを横目で睨みながらの展開になりそうだ。


また、キヤノン、ニコン<7731>などがプラスレンジを回復している。為替市場ではユ
ーロ・円相場が、やや円安ユーロ高に振れてきており、欧州中央銀行(ECB)理事会
を前に外需セクターには買い戻しとみられる動きが強まるかが注目されよう。


そのほか、8月末時点の東京都心のオフィス空室率が発表され、前月末比0.13pt低下
の9.17%と、2ヶ月連続で改善した。不動産セクターへの見直しが強まるかも注目さ
れそうだ。

■豪失業率低下で豪ドル・円は80円16銭まで上昇、上昇一巡後は上げ渋る展開


豪ドル・円は80円16銭まで上昇。本日発表された8月の豪雇用統計で失業率が5.1%に
低下(7月は5.2%)したことを好感して、短期筋などの豪ドル買いが活発となってい
る。全体の雇用者数は8800人減少し、フルタイム雇用者数も9300人減少したが、外為
市場では失業率の低下が材料視されている。

ただし、8月の労働参加率は7月の65.2%から65.0%に低下しており、失業率の低下を
そのまま評価することはできないとの声も聞かれており、上昇一服後は上げ渋る格好
にも。

12時16分現在のドル・円は78円40銭、ユーロ・円は98円85銭、ポンド・円は124円68
銭、豪ドル・円は80円08銭付近で推移。上海総合指数は、2037.46(前日比-0.01%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は相次ぐ重要イベントを控え手控えムード優勢に
・全体的に手掛けづらいなか、タカキュー<8166>など材料株の一角に短期資金

・対ユーロの円安で外需セクターの買い戻しの動きにも引き続き注目

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:40 白川日銀総裁が講演予定
12:45 30年国債入札結果発表
14:00 大和証券、企業業績見通し(東証)