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2012年9月10日 フィスコ

中国関連やスマホ・SNS関連などへ

 日経平均は小幅に下落。11.31円安の8860.34円(出来高概算7億7000万株)で前場
の取引を終えた。7日発表の米雇用統計が予想を下回り、米量的緩和第3弾(QE3)へ
の期待が下支えるものの、為替市場ではドル・円がやや円高に振れており、輸出関連
を中心に利益確定売りが先行した。また、米インテルが業績見通しを引き下げたこと
も、利益確定に向かわせたようである。
 ただし、下を売り込む流れにはならず、日経平均は寄り付き直後に付けた8838.18
円を安値に、その後は底堅い値動きに。狭いレンジ内での取引ではあるが、中国市場
の落ち着きを受けて前場半ばには8874.54円とプラスに転じる局面もみられた。
 セクターではパルプ紙、石油石炭、空運、鉄鋼、非鉄金属、卸売、保険、証券、機
械などが堅調。一方、食料品、ゴム製品、医薬品、精密機器、ガラス土石、電気機
器、金属製品などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり855に対して値下がり
601、変わらず201と、値上がり数が過半数を占めている。
 前週末の大幅上昇の反動は想定されていたが、それ以上に底堅さが意識される。中
国景気に対する先行き不安が和らいでいることにより、機械や鉄鋼などの底堅い展開
が目立つ。また、QE3への期待のほか、18-19日の日銀金融政策決定会合で、金融緩和
の強化が打ち出される可能性なども意識されてきており、金融セクターなどもしっか
り。
 そのほか、ソフトバンク<%%%9984%%%>が年初来高値を更新。DENA<%%%2432%%%>、グリー<%%%3632%%%>、
サイバーエージェント<%%%4751%%%>などSNS関連の一角が堅調であり、個人投資家のセンチ
メントの改善が期待される。米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控えて
大きなトレンドは出難いとみられるが、中国関連やスマホ・SNS関連などへは値幅取
り狙いの資金が向かいやすいであろう。
(村瀬智一)