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2012年9月12日 フィスコ

イベント結果待ちでこう着、SNSや中国関連など個別対応で

 独連邦憲法裁判所での欧州安定メカニズム(ESM)に関する合憲性決定、米連邦公
開市場委員会(FOMC)など重要イベント待ちの状況のなか、日経平均はこう着感の強い
相場展開が見込まれる。ESMについては合憲判決が予想されている。また、FOMCでの
政策判断では依然として量的緩和第3弾(QE3)に踏み込む可能性があるとの見方に。
 11日の米国株式はQE3への期待からダウ、ナスダックともに上昇した。ただし、米
格付け会社ムーディーズは米国債格付けを1段階引き下げる可能性があると警告。為
替市場では3ヶ月半ぶりの円高・ドル安水準を付けた。QE3への可能性も円買い・ドル
売りを誘っており、これが輸出関連などの上値を抑える要因になりそうだ。

 また、米アップルの新製品発表イベントへの期待が高まるものの材料出尽くしを警
戒して、ハイテク株などへは強弱感が対立しやすい。より出遅れている関連銘柄への
物色に向かいやすいであろう。

 また、フェイスブックのザッカーバーグCEOが上場以降、株価の値動きに失望して
いるとの見解を示した。一方、投資家は同社のモバイル事業成長の潜在性について完
全に把握していないと述べたと伝えられている。フェイスブック株はこの発言が伝え
られたことを受けて3%超の上昇に。SNSなどの関連銘柄への手掛かり材料になろう。

 そのほか中国の温家宝首相が「7.5%の今年の成長目標は達成できる」と述べたこ
とで、中国景気への警戒感が和らいでいる。そのため、コマツ<6301>など中国関連銘
柄へは物色資金が向かいやすいとみられる。

 なお、11日のNY市場はダウ平均が69.07ドル高の13323.36、ナスダックが0.51ポイ
ント高の3104.53。シカゴ日経225先物清算値は大証比10円高の8810円。ADRの日本株
はトヨタ<7203>、ホンダ<7267>、三井住友<8316>が小安い半面、三井物<8031>、京セ
ラ<6971>、コマツ<6301>が小じっかりなど、対東証比較(1ドル77.78円換算)で高安
まちまちだった。