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2012年9月12日 フィスコ

さすがにFOMC結果待ちで手掛けづらく

 日経平均は大幅に反発。152.58円高の8959.96円(出来高概算15億4000万株)で取
引を終えた。独連邦憲法裁判所での欧州安定メカニズム(ESM)に関する合憲性決
定、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベント待ちの状況のなか、予想に反して
強い相場展開だった。
 寄り付き前に発表された7月の機械受注が市場予想を上回ったことや日航再上場に
伴う換金売りによる需給懸念が後退したこと、円相場がやや円安に振れていたことが
安心感につながったようだ。また、イベントを前にポジション調整に伴うショートカ
バーの動きもあったとみられる。ただ、売買代金は8731億円と低水準であり、指値状
況が薄いなか、値がさ株などはインデックス買いの影響が大きく、指数をけん引した
格好である。
 注目される独連邦憲法裁判所は、ESMの合憲性を認める判断を下すとみられてお
り、結果を受けた欧州市場の動向が明日の市場に影響を与えることになろう。また、
米アップルの新製品発表イベントへの関心も高い。このところはスマートフォンの成
熟化などを要因に電子部品セクターへの判断引き下げがみられている。市場は材料出
尽くしとみている感もあり、「iPhone5」発表で改めて見直される可能性も期待され
る。
 ただし、FOMCでの政策判断を見極めたいとするムードが強まるとみられ、さすがに
手掛けづらいと考えられる。また、日経平均は25日線を捉えたことにより、いったん
は達成感も。また、大幅上昇ながらも売買代金は低水準であり、インデックス売買に
振らされる不安定な状況。週末の先物・オプションSQを控えていることも、慎重姿勢
につながろう。
(村瀬智一)