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2012年9月13日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~イベント前の買い戻しで海運株が軒並み高

13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・参加者限られ先物主導のインデックス売買の影響を受けやすく
・ドル・円は77円76銭付近、安住財務相「昨日申し上げた通り」
・イベント前の買い戻しで海運株が軒並み大幅高、電力株の上昇も目立つ


■参加者限られ先物主導のインデックス売買の影響を受けやすく

日経平均は続伸。41.43円高の9001.39円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を
終えた。独憲法裁判所がESM(欧州安定化メカニズム)を合憲と判断したことが評価さ
れる一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちとなるなか、前日の大幅上昇に対
する利益確定の売りが先行した。

しかし、ポジション調整に伴う買い戻しとみられる商いや、明日の先物・オプション
SQに絡んだ先物主導の商いによって、じり高基調が続いている。薄商いのなかでイン
デックス売買の影響を受けやすく、ザラバベースでは8月30日以来の9000円を回復し
た。

セクターでは海運が買い戻しによって全面高となったほか、電力やガス、ガラス土
石、保険、パルプ紙、鉄鋼、その他製品、電気機器、精密機器などがしっかり。材料
系では米アップルの「iPhone5」発表を手掛かりとした関連物色。フェイスブックの
底入れからSNS関連などが強い動き。

日経平均は節目の9000円を回復した。売買高は6億6000万株、売買代金は3750億円と
低水準のなか、先物主導による影響が大きい。買い戻しとみられる商いも散見される
なか、トレンドは徐々に強まってきている。

ただし、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして、積極的な売買は手
控えられるとみられる。そのため、より薄い指値状況のなかで、先物主導のインデッ
クス売買の影響を受けやすくなりそうだ。

また、日経平均は25日線を突破し、トレンドも強まってきているが、中期的な抵抗と
なる26週線に接近している。買戻しの需給のみでは同抵抗線を一気に上放れるのは厳
しいとみておきたい。FOMCではQE3には踏み込まないとの見方が増えてきており、結
果を嫌気した米株安も織り込んでいる面はある。しかし、外部要因に影響を受けやす
く、週末のメジャーSQを控えているとなれば、オーバーナイトのポジションは取りづ
らい。

■ドル・円は77円76銭付近、安住財務相「昨日申し上げた通り」

ドル・円は77円76銭付近で推移。ここまでのドル・円は、77円71銭から77円89銭で推
移。米国での追加緩和観測でドル売り圧力が強まる一方、介入への警戒感で下げ渋る
展開が続いている。なお、安住財務相は13日、財務省内で記者団の質問に対し、「昨
日申し上げた通り」と発言した。財務相は前日、「投機的な動きは一切容認しない」
と強調していた。

12時13分現在のドル・円は77円76銭、ユーロ・円は100円43銭、ポンド・円は125円29
銭、豪ドル・円は81円46銭付近で推移。上海総合指数は、2121.11(前日比-0.26%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は先物主導で9000円台を回復
・イベント前の買い戻しで海運株が軒並み大幅高、電力株の上昇も目立つ

・後場は先物注視、出遅れ銘柄やスマホ、SNS関連などの動向に引き続き注目


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:00 マンション発売(8月、不動産経済研究所)
13:30 商業販売統計(7月確報、経済産業省)
14:30 投信概況(東証)(投資信託協会、8月)
16:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

16:30 スイス中央銀行が政策金利発表(3カ月Liborの誘導目標水準は0.00%で現状
維持の予想)