最新株式ニュース
2012年9月14日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~米QE3で景気敏感株の上昇が際立つ

14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・短期的な過熱感を警戒しつつ景気敏感株への見直しへ
・ドル・円は77円62銭付近、安住財務相「あらゆる措置を排除しない」
・総合商社や非鉄など景気敏感株の上昇が際立つ

■短期的な過熱感を警戒しつつ景気敏感株への見直しへ

日経平均は大幅に続伸。138.29円高の9133.44円(出来高概算14億株)で前場の取引
を終えている。米連邦公開市場委員会(FOMC)が量的緩和第3弾(QE3)を決定。QE3
を好感した米株高の流れから、景気敏感セクターを中心に幅広い銘柄が買われ、日経
平均は8月28日以来の9100円台を回復した。

先物・オプションSQに絡んだ売買は差し引き売り越しとの観測。SQ値概算は9076.79
円となり、これがその後の心理的なサポートとして意識されている。セクターでは鉱
業、保険、海運、非鉄金属、不動産、鉄鋼、証券、石油石炭、ガラス土石、機械、卸
売、銀行などが堅調。一方、陸運、医薬品、空運、小売、食料品など、内需・ディフ
ェンシブ銘柄は次第に利益確定の流れに。

QE3が好感されオープニング・ギャップとなり、日経平均は5月の急落以降の上値抵抗
だった26週線を突破してきている。今週の上昇ピッチの強さを背景に過熱感が意識さ
れてきそうだが、中期的なトレンド転換が期待されてきている。

来週は日航<%%%9201%%%>が再上場となる。グレーマーケットでは人気の高さがみられている
ようだが、好スタートを切るようだと、一段と投資家のセンチメントの改善につなが
る可能性がある。また、中間期末を控え、配当狙いの動きも相場の下支えとなる可能
性。

さらに欧州や米国の政策判断の流れが、来週に予定されている日銀金融政策決定会合
への期待につながることで、景気敏感セクターへの見直しに向かわせることになろ
う。短期的な過熱感を警戒しつつも、割安感の強い銘柄などには見直しの動きが次第
に強まることになりそうだ。

■ドル・円は77円62銭付近、安住財務相「あらゆる措置を排除しない」

ドル・円は77円62銭付近で推移。東京時間の朝方から堅調な値動きを示していたが、
77円65銭を超える水準ではいったん押し戻されている。株高や介入警戒感で円売り圧
力がある一方で、米国での量的緩和第3弾(QE3)決定でドルの上値も重い。なお、安
住財務相はこの日、「行き過ぎた動きについては、あらゆる措置を排除しない」と改
めて円高に警戒感を示している。

12時13分現在のドル・円は77円62銭、ユーロ・円は100円99銭、ポンド・円は125円59
銭、豪ドル・円は82円05銭付近で推移。上海総合指数は、2111.86(前日比+0.07%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は米QE3を好感で強い動き、SQ値概算9076.79円がサポート
・総合商社や非鉄など景気敏感株の上昇が際立つ
・後場も景気敏感株への見直しの動きに注目

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:30 7月鉱工業生産確報(速報値:前月比-1.2%)