最新株式ニュース
2012年9月14日 フィスコ

目先はピーク感も中期トレンドは転換へ

 日経平均は大幅に続伸。164.24円高の9159.39円(出来高概算24億9000万株)で取
引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が量的緩和第3弾(QE3)を決定。QE3を
好感した米株高の流れから、景気敏感セクターを中心に幅広い銘柄が買われ、日経平
均は8月23日以来の高値水準を付けた。アジア市場の強い値動きや為替市場でのユー
ロ高なども安心感につながった。
 先物・オプションSQに絡んだ商いは差し引き売り越しとの観測であり、SQ値は
9076.79円。結局はこれにタッチせずに上昇しており、SQ値を下に残す格好での幻の
SQと、相当強い相場であった。
 日経平均は今週の上昇によって8月の戻り高値に接近。5月の急落以降の上値抵抗で
あり、強弱感が対立しやすいところである。週足の雲下限なども上値抵抗として意識
されると考えられる。
 一方、5月の急落以降の抵抗だった26週線を突破した。短期的には過熱感が警戒さ
れるものの、中期トレンドは転換してきているとみておきたい。
 流れとしてはFOMCでのQE3の決定を受けて、18-19日に開催される日銀の金融政策決
定会合での緩和期待が高まっている。そのため、景気敏感セクターを中心に出遅れ修
正の流れが期待される。そのほか、9月決算に対する配当取り最終が25日となるた
め、来週辺りは配当妙味の大きい銘柄を物色する動きも活発化するだろう。
(村瀬智一)