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2012年9月21日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~内需・ディフェンシブ優位の展開は継続か

21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・売買代金1兆円超えられるか
・ドル・円は78円23銭付近、アジア市場では78円台を維持するとの声
・世界的な景気減速懸念で内需・ディフェンシブ優位の展開は継続か

■売買代金1兆円超えられるか

日経平均は反発。55.31円高の9142.29円(出来高概算7億株)で前場の取引を終え
た。前日に下げの目立っていた景気敏感セクターを中心としたコア銘柄の一角に見直
し買いが入り、小幅に反発して始まった。また、投信設定に伴う資金流入もあったよ
うである。その後は寄り付き水準でのこう着が続くなか、上海指数がプラスに転じた
こともあり、前引けにかけてやや上げ幅を拡げている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり892に対して値下がり552、変わらず214と、値上がり
数が全体の過半数を占めている。セクターでは電力、食料品、陸運、鉱業、精密機
器、医薬品などがしっかり。一方で、鉄鋼、証券が小安い。

個別では米インテルとの資本提携観測が報じられたシャープ<%%%6753%%%>が売買代金トッ
プ。米アップルの「iPhone5」発売を受けて、ソフトバンク<%%%9984%%%>、KDDI<%%%9433%%%>など
関連銘柄は堅調。一方でDeNA<%%%2432%%%>、グリー<%%%3632%%%>などSNS関連の一角が軟調。


為替市場ではドル・円、ユーロ・円ともに小康状態。懸念要因の一つである上海がプ
ラス圏を回復していることもあり、ややリバウンドを意識したスタンスになりそうで
ある。とはいえ、尖閣諸島問題を背景に緊張状態が続いており、ポジション調整に伴
う需給調整にとどまりそうである。

また、全体としては底堅い展開ながら、セクターでは内需系主導であり、神経質な状
態。さらに、DeNA<%%%2432%%%>、グリー<%%%3632%%%>などSNS関連の一角に利益確定の流れが強ま
っていることから、やや個人の需給が不安視される。

前場の売買代金は4443億円。連日で1兆円を超え、追加緩和による効果の持続性は不
透明ながらも、日米欧の政策対応による流動性相場が期待されており、1兆円乗せで
来週につなげたいところ。

■ドル・円は78円23銭付近、アジア市場では78円台を維持するとの声

ドル・円は78円23銭付近で推移。有力な手掛かり材料が不足していることから、ド
ル・円は78円台前半で小動きを続けている。ただし、78円00銭付近には短期筋などの
ドル買いオーダーが入っており、アジア市場におけるドル・円は78円台を維持すると
の声も聞かれている。クロス円取引に絡んだ円売りは一服しているもよう。


12時16分現在のドル・円は78円23銭、ユーロ・円は101円55銭、ポンド・円は126円98
銭、豪ドル・円は81円89銭付近で推移。上海総合指数は、2037.51(前日比+0.63%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・上海総合指数のプラス転換で景気敏感株には買い戻しの動き
・世界的な景気減速懸念で内需・ディフェンシブ優位の展開は継続か
・グリー<%%%3632%%%>、DeNA<%%%2432%%%>は利食い優勢、後場も動向を注視

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

16:00 藤村官房長官、定例記者会見