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2012年9月25日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~安住財務相「最後の1分1秒まで徹底的にやる」

25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・大引けにかけての権利取りに注目、アップル関連は押し目狙い
・ドル・円は77円84銭付近、安住財務相「最後の1分1秒まで徹底的にやる」

・後場は高配当銘柄、強さが目立つファーストリテ<9983>の動向に注目

■大引けにかけての権利取りに注目、アップル関連は押し目狙い

日経平均は小幅に反発。25.99円高の9095.28円(出来高概算7億8000万株)で前場の
取引を終えた。ギリシャやスペインの債務問題などユーロ圏を巡る懸念が再燃。欧州
問題が重荷となり、NYダウは続落となるなど、欧米株安の流れから景気敏感セクター
を中心に売りが先行した。

ただし、日米欧の政策対応による流動性相場への期待から底堅さが意識されるなか、
3月決算企業の中間配当取りの動きなどが期待されており、日経平均は寄り付き直後
の9023.63円を安値にじりじりと切り返す展開に。また、上海指数が預金準備率の引
き下げ期待からプラス圏を回復したことも安心感に。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり840に対して値下がり604、変わらず229と、値上がり
数が過半数を占めている。セクターではその他製品、金属製品、不動産、水産農林、
非鉄金属、証券、輸送用機器などがしっかり。一方、足元でリバウンドが強まってい
た電力が下落。海運、空運、パルプ紙、ゴム製品などがさえない。

日経平均は9月SQ値(9076.79円)を上回っての推移をみせている。翌日の権利落ち分
が70円程度とみられており、現在の水準では権利落ち後の日経平均は9000円をキープ
することになる。明日以降も25日線がサポートとして意識される格好となり、押し目
拾いの流れが期待されてくる。

また、大引けにかけては権利取りの流れが強まることで、日経平均を押し上げてくる
展開も意識される。そのほか、アップル関連の強さもみられる。ソフトバンク<9984>
は強弱感が対立するものの、KDDI<9433>は年初来高値を更新。村田製<6981>は続伸
し、足元で調整をみせていた日東電工<6988>は5営業日ぶりに反発に。米国では販売
台数が予想を下回ったとして米アップル株は下げているが、28日には22カ国で新たに
販売が開始されることもあり、押し目買い意欲は強そうだ。

■ドル・円は77円84銭付近、安住財務相「最後の1分1秒まで徹底的にやる」


ドル・円は77円84銭付近で推移。ドル・円の上値は重いままだが、アジア諸国の株高
を期待したドル買い・円売りも観測されており、ドル・円は下げ渋っている。77円50
銭には個人勢、短期筋などのドル買い興味が残されており、ドル・円はこの水準で下
げ止まる可能性も残されている。なお、安住財務相の交代が決定したことから、後任
の財務相が決まるまでは日本政府・日銀による円売り介入は実施されないとの思惑が
浮上していたが、安住財務相が「最後の1分1秒まで徹底的にやる」と発言しているこ
とも下げ渋る要因に。

12時18分現在のドル・円は77円84銭、ユーロ・円は100円75銭、ポンド・円は126円34
銭、豪ドル・円は81円28銭付近で推移。上海総合指数は、2025.17(前日比-0.39%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は需給面が支援でプラス転換、主力の輸出関連の切り返しも寄与

・マスクや石炭関連に短期資金、資金の逃げ足の早さには注意
・後場は高配当銘柄、強さが目立つファーストリテ<9983>の動向に注目

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 パソコン出荷(8月、電子情報技術産業協会JEITA)
16:00 東証住宅価格指数(7月、東証)
16:00 藤村修官房長官、定例記者会見

<海外>

15:00 独・10月GFK消費者信頼感調査