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2012年9月25日 フィスコ

9000円をキープしつつ、需給改善を意識した押し目拾いのスタンス

 日経平均は小幅に反発。22.25円高の9091.54円(出来高概算17億4000万株)で取引
を終えた。ギリシャやスペインの債務問題などユーロ圏を巡る懸念が再燃。欧州問題
が重荷となり、NYダウは続落となるなど、欧米株安の流れから景気敏感セクターを中
心に売りが先行した。
 ただし、日米欧の政策対応による流動性相場への期待から底堅さが意識されるな
か、3月決算企業の中間配当取りの動きなどが期待されており、日経平均は寄り付き
直後の9023.63円を安値にじりじりと切り返す展開に。
 為替市場ではユーロ・円相場が1ユーロ100円前半で推移するなか、後場半ばには再
び下げに転じる局面もみられた。ただ、大引け間際には配当権利取りとみられる商い
によって切り返しており、9月SQ値(9076.79円)を上回って取引を終えた。売買代金
は再び1兆円を上回っている。
 海外の動向次第ではあるが、これにより70円程度の権利落ちを考慮しても、25日線
が位置する9000円処が支持線として意識される状況は確保した。明日以降は配当の再
投資といった需給が期待される格好となるほか、27日には日経平均の3月高値の絶対
期日を迎える。徐々に需給改善を意識した押し目拾いのスタンスも出てくるほか、実
質10月相場入りによる月替わりとなり、手掛けやすくなりそうである。
 まずは心理的な9000円をキープしつつ、早期に権利落ち分を埋める流れに期待した
いところである。
(村瀬智一)