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2012年9月27日 フィスコ

高値期日通過で需給改善を意識した個別物色に

 日経平均は反発。43.17円高の8949.87円(出来高概算16億2000万株)で取引を終え
た。スペイン国債利回りが6%を上回る水準に上昇するなど、欧州の債務不安が再
燃。欧米市場の弱い動きや為替市場での円高が重しとなるなか、幅広い銘柄に売りが
先行し、日経平均は寄り付き直後に一時8844.06円まで下げ幅を拡げた。
 その後はこう着感の強い展開が続くなか、上海の上昇を手掛かりに先物主導で買い
戻しとみられる流れに。また、為替市場ではユーロ・円が若干円安に振れていたこと
も安心感に。月末のドレッシング買いなども観測されるなか、ハイテク株などには値
ごろ感からの買いも入ったようだ。
 とはいえ、上海株高を積極的に評価しているともいえない。中国が国慶節を前に、
追加の景気刺激策を発表するとの期待から上海指数が急伸し、これに刺激される格好
となったが、コマツ<%%%6301%%%>など一部の中国関連は強含んでいたが、自動車、商社、鉄
鋼、海運などは高安まちまちだった。中国の反発を素直に好感しづらい地合いであ
る。
 また、欧州情勢についてはスペイン政府が28日に銀行部門監査の最終結果を公表す
る予定である。週末要因もあって積極的な売買は手控えられそうである。とはいえ、
一先ず日経平均の3月高値の絶対期日が通過した。高値期日が意識されていた銘柄な
どは、期日明け後の需給改善を意識した流れが期待される。
(村瀬智一)