最新株式ニュース
2012年10月2日 フィスコ

米製造業活動の拡大がやや安心感、日経平均は75日線での攻防に

 週明け1日のNYダウの反発を受けて、日経平均は前日の下げに対する反動が期待さ
れる。1日の日経平均は日銀9月短観での大企業製造業DIの悪化や中国の9月製造業PMI
が2ヶ月連続で50を下回るなど、国内外で景気減速を示す経済指標の発表が相次いだ
ことが買い手控えにつながった。薄商いのなかでインデックスに絡んだ売りによって
じり安基調となり、日経平均は3週間ぶりの安値を付けていた。
 一方、米国では9月ISM製造業景況感指数(PMI)は51.5と、判断の分かれ目である
50を上回った。予想外の改善が好感され、欧州市場についても急反発をみせている。
世界的な景況感の悪化が警戒されていたこともあり、米製造業活動の拡大がやや安心
感につながりそうである。

 ただ、日本は中国との経済活動に対する不安が強まっており、積極的な評価は限ら
れるとみられる。日経平均はサポートとして意識されていた75日線を割り込んでお
り、早い段階で75日線をクリアできないと、上値抵抗との意識に変わる可能性があ
る。少なくとも75日線が位置する8860-8870円辺りでの底堅さをみせたいところであ
ろう。

 物色としては米グーグルの上昇を背景としたSNS関連への波及に期待。一方、アッ
プルの下げの影響からナスダック指数は下げており、アップル関連やハイテクセクタ
ーは手掛けづらそうである。ソフトバンク<%%%9984%%%>によるイー・アクセス<%%%9427%%%>買収に
よって、通信セクターやLTE関連には再編機運が高まりそうである。

 なお、1日のNY市場でダウ平均は77.98ドル高の13515.11、ナスダックは2.70ポイン
ト安の3113.53。シカゴ日経225先物清算値は大証比30円高の8810円。ADRの日本株は
トヨタ<%%%7203%%%>、ブリヂストン<%%%5108%%%>、京セラ<%%%6971%%%>が小じっかりな半面、
NTT<%%%9432%%%>、三井住友<%%%8316%%%>、コマツ<%%%6301%%%>が小安いなど、対東証比較(1ドル78.01
円換算)で高安まちまちだった。