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2012年10月2日 フィスコ

欧米の経済イベント待ちで商いは膨れず

 日経平均は小幅ながら3営業日続落。10.46円安の8786.05円(出来高概算13億5000
万株)で取引を終えた。朝方は米9月ISM製造業景況感指数(PMI)の予想外の改善が
安心感に。また、ソフトバンク<9984>がイー・アクセス<%%%9427%%%>の買収を正式に発表。
昨日は買収額の大きさが嫌気される格好から下げていたが、改めて顧客増や周波数拡
充などが評価されて反発し、これが日経平均をけん引する格好に。
 その後は狭いながらも8800円処での底堅さが意識されていたが、週末には米雇用統
計を控えていることもあって商いは膨れず。東証1部の値下がり数が1000を超える状
況下、ソフトバンクやファナック<6954>などが日経平均をけん引するなか、大引けに
かけてファナックが上げ幅を縮めたこともあり、日経平均はマイナスに。
 売買代金は連日で1兆円を割り込んでおり、欧米の経済指標の発表待ちの状態であ
る。また、中国が休場である影響もありそうだが、日中情勢に対する警戒から海外勢
による資金流入も細っているとの見方もされている。
 為替市場では米景気指標の改善を受けて、やや円安で推移していたこともあり、景
気敏感のコア銘柄の一角はしっかりだった。しかし、商いが細るなかでは為替相場が
円高へのトレンドを強める局面となれば、一段とトレンドの悪化が警戒されそうであ
る。
 中小型株の一角には資金が集中する流れが続いているが、仕手系色の強い材料株の
一角に値を崩す動きもみられている。ソフトバンクは高値圏での推移とはなったが、
陰線を形成している辺りは、個人投資家の需給状況の不安定さが窺えそうだ。
(村瀬智一)