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2012年10月10日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~資金はバイオ関連など値動きの軽い銘柄に集中

10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日銀のETF買い入れによる需給が下支えか
・ドル・円は78円26銭付近、有力な売買材料不足で78円20銭台で小動き
・ディフェンシブの一角も利食いに押される、引き続き値動きの軽い銘柄に資金集中


■日銀のETF買い入れによる需給が下支えか

日経平均は大幅に続落。148.53円安の8621.06円(出来高概算8億2000万株)で前場の
取引を終えた。米国では、国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを下方修正したこ
とが嫌気され、NYダウが100ドルを超す下げに。シカゴ先物は8700円を下回っていた
ため、これにサヤ寄せする格好からのスタートとなった。

中国販売の急減速が伝えられている自動車株は、トヨタ<%%%7203%%%>が7月下旬以来の安値
水準に。また、日産自<%%%7201%%%>は10/3以来、ホンダ<%%%7267%%%>は7/25以来の年初来安値を更
新している。景気敏感セクターを中心に幅広い銘柄が値を下げるなか、日経平均は一
時8608.82円と9月6日に付けた直近安値8646.03円を割り込んでいる。東証1部の騰落
銘柄は値上がり191に対して値下がり1350、変わらず121と、値下がり数が全体の8割
を占めている。

前引け段階での日経平均の下落率は1.69%、TOPIXは1.38%となり、後場は日銀のETF
買い入れによる需給が下支えとして期待されることになる。しかし、ファーストリテ
イリング<%%%9983%%%>、ファナック<%%%6954%%%>、ソフトバンク<%%%9984%%%>など指数インパクトの大き
い銘柄が軒並み下げている状況の中では、切り返しは期待しづらいところであろう。


また、為替市場ではユーロ・円が100円40銭台をつけているなど、ユーロ安の流れが
手控え要因となる。中国では自動車購入補助制度の再開の思惑が高まっているが、チ
ャイナ・リスクが根強い状況では、ショートカバーは入っても、積極的には買い材料
視され難いであろう。

個別の材料を手掛かりした物色や仕手系色の強い材料株の一角での、短期的な値幅取
り狙いが中心になりそうだ。

■ドル・円は78円26銭付近、有力な売買材料不足で78円20銭台で小動き

ドル・円は78円26銭付近で推移。有力な売買材料が不足しており、ドル・円は78円20
銭台で小動きを続けている。中国株が下げていることから、ドル上昇は期待できない
との指摘もあるが、大きく下げなければ、ドル・円相場には影響しないとの声も聞か
れている。

12時19分現在のドル・円は78円26銭、ユーロ・円は100円52銭、ポンド・円は125円07
銭、豪ドル・円は79円82銭付近で推移。上海総合指数は、2109.33(前日比-0.28%)
で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均先物は8600円まで下落、ユーロ・円はやや円高に
・値動きの軽さなどからバイオ関連に物色の動き
・ディフェンシブの一角も利食いに押される、引き続き値動きの軽い銘柄に資金集中


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:30 ノワイエ仏中銀総裁が講演(日本外国特派員協会)
13:30 特定サービス産業動態統計(8月速報、経済産業省)
14:00 移動電話国内出荷(8月、電子情報技術産業協会)
15:00 9月工作機械受注額速報値(8月:前年比-2.7%)

<海外>

15:45 仏・鉱工業生産指数(8月)