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2012年10月11日 フィスコ

JAL---約2年7ヵ月ぶりに再上場、稲盛イズムの浸透で業績はV字回復

<%%%9201%%%>  JAL  3730  -30
JAL<%%%9201%%%>は、国内線・国際線双方の航空運送業務を展開する大手航空運送会社。
2010年1月に会社更生手続きの申し立てを行ったが、企業再生支援機構の下で人員削減
など、抜本的に事業構造を転換した。また、2010年2月に会長に就任したカリスマ経営
者の稲盛氏の指揮によって、規模よりも利益を重視する体制とし、採算意識も徹底する
ことで業績はV字回復。そして今年9月に、約2年7ヵ月ぶりに東証市場第一部へ再上場
を果たした。
会社更生法の適用に伴う経営再建によって、12年3月期営業利益は過去最高の2049億円
となった。今期の売上高は前期比ほぼ横ばいの1兆2200億円、営業利益は同27%減の
1500億円と減益見通し。ただし、4-6月期営業利益は前年同期比83%増の314億円と大幅
増益を確保する好スタートとなったことから、通期計画には上振れ余地がある。

今後の目標として「2012~2016年度JALグループ中期経営計画」が策定されており、
安全のリーディングカンパニー、顧客満足NO.1、5年連続営業利益率10%以上、2016
年度自己資本比率50%以上という3つの経営目標が掲げられている。また、5つの重要な
取り組みとして、安全を守る取り組み、国際中距離路線に経営資源を投下、グループマ
ネジメント、人材育成などを挙げている。

なお、日中関係の悪化に伴って、中国路線を1日あたり3往復減便すると発表した。11月
17日まで減便を継続する見通しだが、キャンセルが相次ぐ路線に対して早期に対応策を
とったことは、収益性に配慮した前向きな経営判断とも捉えられるだろう。