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2012年10月17日 フィスコ

日経平均8800円回復、目先達成感で材料株にシフトも

 日経平均は続伸。115.57円高の8816.88円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引
を終えた。ゴールドマン・サックスの決算などを好感した米国市場の上昇や、欧州で
はスペインの支援要請をめぐる報道などを手掛かりに上昇するなど、外部環境の改善
が好感された。日経平均はシカゴ先物清算値(8780円)にサヤ寄せする格好から始ま
り、10日の急落局面で空けたマド(8660-8765円)を埋めた。
 ソフトバンク<%%%9984%%%>は大幅に続伸しており、売買代金は742億円と東証1部の売買代
金(5787億円)の12%を占める。第2位がトヨタ<%%%7203%%%>の99億円であり、商いの集中
度合いの高さがうかがえる。東証1部の騰落銘柄は、値上がり1235に対して値下がり
282、変わらず150と、値上がり数が全体の7割を占めている。セクターではパルプ
紙、保険、証券、不動産、空運、鉱業、電気機器などが堅調。一方、非鉄が小安く推
移している。
 強弱感が対立しやすいところではあるが、日経平均はあっさりと10日に空けたマド
埋めを完了させた。その後は8800円処でのこう着をみせているが、25日線レベルまで
の回復をみせているため、目先の達成感も意識されよう。
 また、米インテル決算の影響は一部のハイテク株に限られているが、今晩の米国市
場の動向を見極めたいとする様子見姿勢が強まる可能性はある。為替市場ではユー
ロ・円がややユーロ安・円高に振れており、手掛けづらくさせそうである。
 指数インパクトの大きい、ファーストリテイリング<%%%9983%%%>、ファナック<%%%6954%%%>、ソ
フトバンク<%%%9984%%%>、京セラ<%%%6971%%%>、アステラス<%%%4503%%%>などが日経平均をけん引する
中、物色は明和産<%%%8103%%%>、ルック<%%%8029%%%>、酒井重工<%%%6358%%%>など、仕手系色の強い材料
銘柄にシフトしやすいだろう。
(村瀬智一)