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2012年10月18日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):安川電機、ケネディクス、エニグモなど

安川電機<6506>:580円(前日比+25円)
大幅高。同社は前日に上半期の決算を発表、通期予想は下方修正しているものの、悪
材料出尽くし感が優勢となる展開に。上半期営業利益は61.4億円、前年同期比34%減
益となり、従来計画の45.0億円を上振れての着地となった。一方、通期予想は160億
円から130億円に下方修正、全般的な設備投資抑制に伴う受注の伸び悩みが影響。下
方修正値は市場コンセンサスをやや下回る水準だが、ほぼ想定の範囲内と捉えられ
る。

ケネディクス<4321>:10140円(同+390円)
買い優勢の展開。実質的な物価目標に掲げる「1%」が見通せないため、日銀では30
日に開催の金融政策決定会合で追加金融緩和を協議すると報じられている。追加緩和
策に対する期待感が一段と高まる格好から、不動産セクターへの関心が続く状況に。
三菱地所<8802>や住友不動産<8830>など大手各社が年初来高値を更新基調の中、同社
など関連の中小型株には出遅れ感も強く、短期資金の値幅取り狙いの動きも強まって
いるようだ。

コスモスイニシア<8844>:481円(同+47円)
買い先行。日銀が30日に開催する金融政策決定会合において、追加金融緩和を協議す
ると報じられたことが材料視されている。さらなる追加緩和の手段として長期・短期
の国債買い入れ増額、社債やETFなどの購入枠拡大を議論すると。追加緩和期待を
背景に、東証1部市場でも大手不動産株を中心に不動産セクターの上昇が目立ってお
り、新興不動産株にも資金が向かいやすい状況となっている。

アコム<8572>:2358円(同+72円)
大幅続伸。2009年7月以来の株価水準まで上昇している。引き続き、事業環境の改善
を映した水準訂正の動きが続く格好に。また、MSCI新規採用候補銘柄として、目先の
需給インパクトを先取りする動きにも。SMBC日興証券では、11月15日に公表予定の
MSCIリバランスで、新規採用候補の一社として位置づけている。推定インパクトとし
ては4.4日分と試算しているようだ。ちなみに、シティでも、新規採用の可能性が相
対的に高い銘柄としている。

ルック<8029>:422円(同+19円)
大幅上昇。昨日は同社を始めとして仕手系材料株が一斉に動意する展開、特に材料は
観測されないが、改めて特定資金の介入思惑などがはやされているようだ。直近で人
気化していたバイオ関連株から、短期資金の受け皿にもなったとみられる。本日は昨
日賑わった材料株がまちまちのなか、同社の強さは際立つ状況に。本日から貸借取引
の申込停止措置が採られており、短期的な需給妙味の強まりが反映されている格好
か。

栗田工業<6370>:1720円(同-31円)
続落。前日に発表した業績予想の下方修正が嫌気されている。営業利益は上半期が従
来予想の135億円から108億円に、通期では295億円から250億円に減額している。国内
外における顧客の操業度低下、設備投資の抑制などが響く格好に。修正幅の大きさに
対してネガティブな見方が先行へ。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「セ
ル」に格下げ、目標株価は1400円まで引き下げている。電子向けの収益性悪化は一過
性でないとも判断しているようだ。

ウシオ電機<6925>:849円(同+31円)
大幅反発。昨日は後場中頃から急落の展開、主要ユーザーの一つとも見られるASMLが
光源メーカーの米サイマー買収を発表したことで、同社のEUV光源に対する先行き懸
念が高まったもようだ。ただ、モルガン・スタンレー(MS)では、技術的な選択肢を
確保するため、ASMLは従来どおり同社にEUV光源開発を継続するように求める可能性
が高いと指摘しているほか、そもそも同事業への期待は株価にさほど織り込まれてい
ないとして捉えており、更なる下落は限定的とみているようだ。

日新電機<6641>:477円(同+20円)
大幅上昇と上げが目立つ。JPモルガン(JPM)では、投資判断を「ニュートラル」か
ら「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価を500円から650円に引き上げている。フ
ラットパネル用イオン注入装置の受注残は豊富、来年度には過去最高益更新の可能性
が高いと指摘している。こうした状況下で、株価は売られ過ぎの印象が強いと捉えて
いるようだ。

ジェイアイエヌ<3046>:2200円(同+37円)
5日続伸。今期の大幅増益決算を発表後は、好業績の内需関連として評価の動きが継
続している。また、本日は、パソコン用眼鏡「JINS PC」で、PCを使う作業
時間が長いIT関連企業を中心に、法人需要を開拓すると報じられている。既にヤフ
ーとGMOインターネットの受注規模が2社合計で約5000本になると伝わっており、
今後の受注拡大期待も高まる格好に。

エニグモ<3665>:5910円(同+510円)
大幅続伸。マザーズ市場では同社のほか、エイチーム<3662>やモブキャスト<3664>な
どが大幅高となっているほか、ジャスダック市場ではEAJ<6063>がストップ高とな
るなど、直近IPO銘柄の上昇が目立っている。明日は人気化が必至とみられるトレ
ンダーズ<6069>がマザーズ市場に上場予定となっており、直近IPO銘柄には先回り
で関心が高まる格好に。