来週の日経平均株価の予想レンジを発表!
2021年4月23日 ラカンリチェルカ(村瀬 智一)

来週(4/26〜30)の日経平均株価の予想レンジは、
2万8500~2万9500円! GWを控えて売買が減る
中、日米の決算発表を手掛かりとした物色が活発化!

今週は、日経平均株価が緊急事態宣言の影響で下落する一方、
中小型の好決算銘柄が評価される動きが目立つ

 今週(4月19日〜23日)の日経平均株価は、週初の4月19日に一時2万9800円を回復する場面が見られたものの、その後、緊急事態宣言の発出による経済の落ち込みが警戒され、20日、21日と連日500円を超える下落となり、一時は2万8419円まで下落幅を広げました。翌22日には自律反発から2万9000円を回復したものの、緊急事態宣言の影響や本格化する決算発表の内容を見極めたいとする模様眺めムードが強く、週末の23日は2万9000円を挟んだ膠着感の強い相場展開となりました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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 ただ、4月22日の決算発表の翌日に急落した日本電産(6594)など、主力銘柄の決算内容への反応が振るわない一方で、中小型の好決算銘柄が評価される動きも目立っており、日経平均株価が波乱含みながらも、決算などを手掛りとした物色意欲は根強いようです

来週の日経平均株価は、引き続き膠着感の強い相場展開となる見通し!
GWを前に、投資家の意識は決算を手掛かりとした日替わり物色に

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万8500円 ~ 2万9500円

 
 来週(4月26日〜30日)の日経平均株価は、今週に引き続き、値動きの少ない膠着した相場展開が見込まれます。当初想定されるレンジは2万8500円~2万9000円ですが、2万9000円を固めてくるようだと2万9000円〜2万9500円のレンジに移行する可能性もあります

 また来週は、日米で決算発表が本格化するので、それらの行方にも注目です。米国でテスラ(TSLA)アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)クリー(CREE)アルファベット[グーグル](GOOG)マイクロソフト(MSFT)アップル(AAPL)フェイスブック(FB)アマゾン・ドット・コム(AMZN)などの決算発表が予定されています。

 一方、国内でもアドバンテスト(6857)ファナック(6954)ブイキューブ(3681)信越化学工業(4063)ソニーグループ(6758)MonotaRO(3064)レーザーテック(6920)東京エレクトロン(8035)など、約390社の決算が発表されます。

 週後半からゴールデンウイークに入るため、ポジションを持ち越す動きは限られ、決算を手掛かりとした日替わり物色に集中しやすいでしょう
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【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
テーオーホールディングスが+56.62%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキング1位はテーオーホールディングス(9812)でした。米国での旺盛な住宅需要により、住宅の梁や柱に使う木材の流通価格が上昇しているとの報道を手掛かりに、木材関連の一角として個人主体の値幅取り狙いの資金が向かったようです。

 値上がり率2位の山大(7426)は住宅関連商社であり、1位のテーオーホールディングス同様、木材の流通価格の上昇を背景に人気化しました。株価は長く800円前後で推移していましたが、一時は1672円まで急伸し、2018年2月以来の高値水準を回復する場面も見られました。

 値上がり率3位のジー・スリーホールディングス(3647)は、東京工業大学名誉教授の矢部孝氏が発明した燃料電池の製品化に乗り出したと伝わったことを手掛かりに、個人主体の資金が集中したようです。250円前後で推移していた株価は一時500円を突破しましたが、その後、利食いが優勢する流れとなりました。

 一方、今週の値下がり率ランキング1位はホープ(6195)でした、未定としていた2021年6月期の営業損益予想を発表しましたが、最大で59.14億円の赤字になる見通しが嫌気され、ストップ安を交えての下落となりました。

 値下がり率2位のマネックスグループ(8698)は、暗号資産ビットコイン価格の急落を受けて、ビットコイン関連の一角として個人主体の売りが向かいました。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +56.62 テーオーホールディングス(JQ・9812)
2 +55.19 山大(JQ・7426)
3 +45.06 ジー・スリーホールディングス(東2・3647)
4 +29.87 FUJIジャパン(札ア・1449)
5 +28.57 ロングライフホールディング(JQ・4355)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −37.55 ホープ(マザ・6195)
2 −21.01 マネックスグループ(東1・8698)
3 −20.98 パス(東2・3840)
4 −20.49 モバイルファクトリー(東1・3912)
5 −18.40 マクアケ(マザ・4479)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 586,031,500 音通(東2・7647)
2 218,142,600 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
3 140,918,700 マネックスグループ(東1・8698)
4 129,923,400 住石ホールディングス(東1・1514)
5 100,921,600 Zホールディングス(東1・4689)

【来週の主要イベント】
日銀会合や米国のGAFA、ドイツの1-3月GDP、
さらに米国のFANG銘柄の決算発表などに注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<4月26日(月)>
日銀金融政策決定会合
◆2月景気先行指数/一致指数改定値
◆決算発表:富士通ゼネラル(6755)日東電工(6988)
◆独4月IFO企業景況感指数
◆米3月耐久財受注
◆決算発表:テスラ(TSLA)

<4月27日(火)>
◆日銀金融政策決定会合、政策金利発表
◆決算発表:オムロン(6645)アドバンテスト(6857)ファナック(6954)
◆米連邦公開市場委員会(FOMC)
◆米2月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
◆決算発表:アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)クリー(CREE)アルファベット[グーグル](GOOG)マイクロソフト(MSFT)

<4月28日(水)>
◆3月百貨店/スーパー販売額
◆決算発表:ブイキューブ(3681)信越化学工業(4063)ソニーグループ(6758)
◆独5月GFK消費者信頼感調
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表 
◆パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見 
◆決算発表:アップル(AAPL)フェイスブック(FB)クアルコム(QCOM)

<4月29日(木)>
◆独4月失業率
◆独4月消費者物価指数(CPI)速報値
◆米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値
◆決算発表:アマゾン・ドット・コム(AMZN)ツイッター(TWTR)USスチール(X)

<4月30日(金)>
◆4月東京都区部消費者物価指数(CPI)
◆3月鉱工業生産速報値
◆決算発表:MonotaRO(3064)レーザーテック(6920)東京エレクトロン(8035)
◆中4月製造業購買担当者景気指数(PMI)
独1-3月期国内総生産(GDP)速報値
◆米3月個人所得/個人消費支出
◆米4月シカゴ購買部協会景気指数
◆米4月ミシガン大学消費者態度指数速報値

【来週の注目銘柄】
「インターネットイニシアティブ」「ハピネット」
「DCMホールディングス」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

インターネットイニシアティブ(2021年4月23日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東1・3774 2530円 30.0倍 2.67倍
DX化の流れにより、引き続き順調な成長が見込まれる
インターネット接続サービスをベースに、ネットワーク・ソリューションをトータルで提供する企業です。足元の業績は法人向けネットワークサービスが堅調なほか、金融・公共などのネットワークインテグレーション需要も旺盛です。DX化の流れにより、引き続き順調な成長が見込まれます。株価は、4月9日の高値2554円をピークに現在は調整を見せているため、押し目狙いのスタンスとなります。
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ハピネット(2021年4月23日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
卸売業 東1・7552 1507円 12.2倍 0.81倍
自宅や自宅周辺で楽しめるエンタテインメント商材の市場が好調!
玩具や映像音楽、ビデオゲーム、アミューズメントなどエンタテインメント商材の中間流通企業です。単なる中間流通業だけに留まらず、自社オリジナル商品や映像作品の企画・製作など、収益基盤の確保に向けた取り組みも積極的に行っています。自宅や自宅周辺で楽しめるエンタテインメント商材の市場が好調に推移。第3四半期の決算発表で通期予想を上方修正しましたが、それを考慮しても営業利益の進捗率は99%を超えています。株価は1500~1700円辺りでの保ち合いが継続しており、レンジ下限付近での押し目買いを狙いたいところです。
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DCMホールディングス(2021年4月23日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
小売業 東1・3050 1134円 8.9倍 0.72倍
緊急事態宣言により、改めてホームセンターに関心が集まる可能性が高まる
2021年3月にホームセンター事業会社5社を統合して誕生したDCMの持株会社で、ホームセンター最大手です。2021年2月期は、コロナ禍での生活様式の変化に伴う需要拡大に機動的に対応したことで増収増益となり、過去最高益を更新。今回の緊急事態宣言により、改めてホームセンターに関心が集まる可能性はありそうです。株価は昨年9月23日に付けた高値1580円をピークに調整が続いていましたが、2月2日の安値1045円を底値に足元でリバウンドの動きが見られます。
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