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2013年1月7日 フィスコ

SNS関連など堅調、利食いをこなしながら循環物色へ

 日経平均は小幅に反落。21.91円安の10666.20円(出来高概算18億8000万株)で前
場の取引を終えた。4日の米雇用統計の結果を受けた米株高や1ドル88円台に乗せた円
安基調を受けて、輸出関連を中心に買い先行のスタートとなった。
 ただ、日経平均は寄り付きの10743.69円が高値となり、その後は利益確定の売りに
押されており、小幅ながら下げに転じている。為替相場が朝方からやや円安が一服し
ているほか、市場では投信の償還売り圧力が意識されている面もあった。
 物色は買いが先行した自動車など円安メリット株から、次第に内需系にシフト。セ
クターではその他金融、サービス、小売、食料品、金属、医薬品が堅調な半面、証
券、電力ガス、パルプ紙、保険、電気機器、鉄鋼、ゴム製品などがマイナスに。東証
1部の騰落銘柄は、値上がり991に対して値下がり580、変わらず116と、値上がり数が
全体の過半数を占めている。
 投信の償還売り圧力が意識されているようだ。「野村日本株投信(豪ドル投資型)
1208」は、基準価格が大発会で12565円となり、12000円を超えたことで安定運用に切
り替えられ繰上償還する。野村アセットのHPでは安定運用に切り替えるとリリース
しており、今日から繰上げ償還の売りが出ている可能性が意識されている。
 ただし、あくまでも利益確定であり、日経平均はマイナスながらも高値圏での保ち
合いをみせている。東証1部の騰落銘柄では値上がり数が過半数を占めているほか、
規模別指数では小型株指数はプラスで推移している。SNS関連などの一角も強い動き
をみせており、利食いをこなしながら循環物色がみられており、需給状況は良好とみ
られる。
(村瀬智一)