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2013年1月9日 フィスコ

政府・自民党の政策期待が調整ムードを払拭

 日経平均は3日ぶりに反発。70.51円高の10578.57円(出来高概算36億6000万株)で
取引を終えた。為替市場ではドル・円が1ドル86円台後半、ユーロ・円が113円台と円
の買い戻しが優勢となるなか、朝方は輸出関連などを中心に利益確定の売りが先行。
これにより寄り付き直後には一時10398.61円と10400円を割り込む局面をみせ、大発
会のロケットスタート部分を帳消しにした。
 しかし、大発会で空けたマド埋め完了後は下げ渋りをみせるなか、為替市場では日
銀による追加緩和への期待から再び円売りが優勢となったことを受けて、主要銘柄が
幅広く切り返し、日経平均も一気に上げに転じている。官房長官は日銀総裁について
「首相の考え方を理解してくれる人を選ぶ」との見解を示したことが伝えられてお
り、政府・日銀の連携強化が期待されるなか、強力な金融緩和政策によって中期的に
円安のトレンドが続くとの見方。また、緊急経済対策の税制分野の全容が分かり、教
育資金の減税措置などが伝わったことで教育関連が一斉高をみせた。
 為替市場では再び円売りが優勢となり、自動車や金融など主力株の切り返しが安心
感につながった。教育関連ではTAC<%%%4319%%%>、東京個別<%%%4745%%%>、学研<%%%9470%%%>、秀英
<%%%4678%%%>、進学会<%%%9760%%%>など軒並みストップ高となるなど、個人主体による物色意欲も
強い。弱含みの展開が続く米国株式相場については、米アルコア決算での安心感から
反発が期待される。日経平均もマド埋めを完了し、ボリンジャーバンドでは+1σまで
下げた。パラボリックは陰転シグナルを発生させたが、これをダマシとする可能性も
ありそうだ。
(村瀬智一)