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2013年2月6日 フィスコ

トヨタの買い一巡後に関心、一服感が漂うなら物色は個別材料株へ

 日銀の白川方明総裁は5日、4月8日の任期満了を待たず、3月19日に辞職すると表
明。副総裁の任期が終わるのにあわせた格好だが、突然の辞任発表によって為替市場
ではドル・円が1ドル93円70銭辺りと2010年5月以来の円安水準となった。安倍政権が
迫る物価上昇目標の導入や大規模な金融緩和への思惑が強まることになろう。
 また、5日の米国株式相場は、NYダウ、ナスダックともに反発。欧州景気に対する
懸念が後退したほか、PC大手デルのMBO(経営陣が参加する買収)発表、1月ISM非製
造業景況指数が予想を上回ったことなどが好感された。シカゴ日経225先物清算値は
大証比185円高の11265円となり、これにサヤ寄せする格好からのオープニング・ギャ
ップとなる。

 日経平均はボリンジャーバンドの+2σと+1σとのレンジが継続しており、5日の下
落局面では+1σでの攻防をみせていた。テクニカル的にも反転が意識されるところで
あり、+2σへの上昇が意識される。また、5日の取引終了後に決算を発表したトヨタ
<%%%7203%%%>は、通期の業績予想を上方修正した。さらに、米国株高や円安の流れが追い風
となり、昨年来高値更新が期待される。

 一方、主力のトヨタが上値の重さなどから次第に利食い優勢となるようだと、日経
平均は一服感が漂う可能性もあるため、買い一巡後の動向が注目される。また、こう
着となれば、物色は主要銘柄から、相対的に出遅れている銘柄や材料株など、個別対
応に向かいやすいであろう。

 なお、5日のNY市場でダウ平均は99.22ドル高の13979.30、ナスダックは40.41ポイ
ント高の3171.58。ADRの日本株はトヨタ<%%%7203%%%>、三井住友<%%%8316%%%>、キヤノン<%%%7751%%%>、
コマツ<%%%6301%%%>、京セラ<%%%6971%%%>など、対東証比較(1ドル93.61円換算)で全般堅調。