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2013年2月14日 フィスコ

G20を控え物色対象を絞っての短期値幅取りの動きに

 日経平均は反発。55.87円高の11307.28円(出来高概算36億6000万株)で取引を終
えた。日銀の金融政策決定会合の結果や15-16日のG20財務相・中央銀行総裁会議を控
えるなか、為替相場の影響を受けている。輸出関連に押し目買いが先行するなか、日
経平均は反発して始まったが、円安が一服するなか、前場半ばには一時11243.49円と
下げに転じる局面をみせた。
 しかし、岩田元日銀副総裁が「1ドル90円から100円程度までは均衡への回帰」とド
ル・円水準に言及すると、為替相場は再び円安基調に。値がさのハイテク株を中心と
した主要銘柄を中心に買い戻される格好となった。また、決算に絡んだところでは円
安効果から、東洋ゴム<%%%5105%%%>が計画を上回る結果となり、その後発表した横浜ゴム
<%%%5101%%%>、大引けに発表を予定していた住友ゴム<%%%5110%%%>などに買いが集中。一方、トヨ
タ<%%%7203%%%>が下げに転じるなど、輸出関連でも高安まちまち。また、その他金融、保
険、銀行などへ利益確定の売りが広がるなか、TOPIXはマイナスとなった。
 指数インパクトの大きい値がさハイテクなどがけん引した格好であり、東証1部の
騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めている。規模別指数も大型、中型、小型株指数
ともにマイナスだった。また、出来高は連日で40億株を下回ったほか、売買代金は2
兆1344億円と、1月30日(1兆9778億円)以来の低い水準だった。
 商いが細るなかで先物主導によるインデックス売買に振らされやすいため、物色対
象は次第に絞られてきそうである。また、資金回転が速いほか、週末のG20財務相・
中央銀行総裁会議通過後の為替動向を見極めたいとする流れもあり、明日は短期的な
値幅取りの動きが中心になりそうだ。
(村瀬智一)