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2013年3月12日 フィスコ

押し目買い意欲の強さを確認するところ

 日経平均は小幅ながら9営業日ぶりに反落。34.24円安の12314.81円(出来高概算42
億3000万株)で取引を終えた。NYダウが5日連続で最高値を更新したことや為替市場
での円安受けて買いが先行し、日経平均は連日で昨年来高値を更新。寄り付き直後に
は一時12461.97円まで上げ幅を広げる局面もみられた。
 しかし、トヨタ<%%%7203%%%>が昨年来高値に顔合わせした後に下げに転じるなど、買い一
巡後は利益確定の流れもみられている。後場に入るとメガバンクなども下げに転じる
など、次第に利益確定の売りが広がる格好となり、日経平均は本日の安値で取引を終
えた。
 日経平均は8営業日続伸で1100円を超える上昇となり、テクニカル面でも過熱感が
警戒されていたことから、利益確定の流れが強まった点については想定内であろう。
また、政府保有株の売出しによるJT<%%%2914%%%>株購入のため、TOPIX型での換金売りなど
も観測されていた。安値圏で取引を終えている主要銘柄が多く、インデックス売りの
影響が大きいと考えられる。
 ピーク感につながる下げではなく、上げ一服局面での押し目買い意欲の強さを確認
するところであろう。一方、材料系の銘柄については値幅妙味があるが、値動きの荒
さが目立ってきており、やや慎重スタンスとなりそうだ。
 市場は4月3-4日に新体制で行われる日銀政策決定会合に注目しているが、決定会合
を待たずに、臨時会合が行われる可能性なども一部で報じられるなか、押し目狙いの
スタンスは相当強いと考えられる。過熱感から利益確定の売りが出される一方、出遅
れているセクターやセクター内で出遅れている銘柄などへの見直しが強まるとみてお
きたい。
(村瀬智一)