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2013年3月15日 フィスコ

心理的な達成感、後場はFTSEリバランスに関心

 日経平均は続伸。103.44円高の12484.63円(出来高概算17億3000万株)で前場の取
引を終えた。一時12502.81円まで上げ幅を広げており、昨年来高値を更新した。14日
の米国市場でNYダウが雇用改善期待を背景に10営業日続伸し、8営業日連続で最高値
を更新。大証225先物はシカゴ先物清算値12370円にサヤ寄せする格好からのスタート
に。ソニー<%%%6758%%%>、トヨタ<%%%7203%%%>、ニコン<%%%7731%%%>、ホンダ<%%%7267%%%>など主要な輸出関連
が買い先行に。
 その後、黒田氏を次期日銀総裁に起用する政府の人事案に対して、衆院に続き、参
院も15日同意。これを受けて上げ幅を広げる局面もみられたが、日経平均の12500円
回復で一先ず心理的な達成感につながった。また、買いが先行していた三菱地所
<%%%8802%%%>、三井不<%%%8801%%%>など金融緩和メリット銘柄に一角も、利益確定の売りから下げ
に転じてきている。
 セクターでは海運、ゴム製品、小売、陸運、その他製品、鉱業、化学などが堅調。
一方で、鉄鋼、不動産、保険、非鉄金属が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり
1178に対して値下がり403、変わらず116と、値上がり数が全体の7割近くを占めてい
る。
 不動産など金融緩和メリットで買われていた銘柄は、日銀人事案の国会承認で一先
ず利益確定のキッカケのような動きをみせている。また、日経平均の12500円乗せ
も、心理的には一服を意識させそうだ。週末要因もあって、やや様子見姿勢にもつな
がりやすいであろう。
 後場については、大引け基準でFTSEの定期見直しに伴うパッシブファンドのリバラ
ンス需給が発生するため、需給インパクトが見込まれている銘柄の動向に関心が向か
うことになろう。金額上位では、買いでホンダ<%%%7267%%%>、トヨタ<%%%7203%%%>、武田薬
<%%%4502%%%>、JR東日本<%%%9020%%%>、三菱地所<%%%8802%%%>、クボタ<%%%6326%%%>など。一方、売りでは、
NTTドコモ<%%%9437%%%>、キヤノン<%%%7751%%%>、KDDI<%%%9433%%%>となる。日中の先回り的な動
き次第では、大引けの需給が逆転する可能性もあるため、これら銘柄への引けにかけ
ての値動きが注目される。
 そのほか、不動産については20日に日銀新体制が発足し、4月の金融政策決定会合
を前に臨時の会合を開く可能性が高まるなか、押し目買い意欲は強そうである。売買
代金トップのソニー<%%%6758%%%>の動向も注目したい。
(村瀬智一)