株データブックWeb「記者が斬る!」
2013年12月11日 ザイ・オンライン編集部

最強の統計学 徹底活用術<入門編>
株価の値動きを先取りキャッチ

第1回 棒グラフの出っ張りで 転換点を見つけ出せ!

 12月9日の日経平均は前日比 350円、上昇率2.29%の大幅高となった。

 と、言ってみたものの2.29%は、実は大幅高ではない

350円高は
大幅高ではなかった?!

 というのも2013年に入って、2.29%を超える上昇率を記録したのは、6月10日の4.94%を筆頭に22回。9日の2.29%は第23位の記録に過ぎない。

 2.29%は大幅ではないのか。そもそも株価の値動きはどの程度であれば平均的で、またどの程度なら大幅といえるのだろうか。

 日経平均を例に、11月25日以降の変化率をみてみた。

 

 変化率はプラスマイナス 0.4%~1%台が多い。が、これではどの程度が平均的で、どの程度が大幅はかわからない。

 そこで期間を遡って、2000年以降で日経平均が前日比でどの程度変化した日が多いのか、変化率ごとにその日数を調べてみた。

 見やすくするために、棒グラフにしてみよう。

 

 

 

2000年以降は左右対称の
横ばい相場だった

 変化率はマイナス0.5%から、プラス0.5%程度が最も多いことがわかる。

 興味深いのが、棒グラフがほぼ左右対称の形状をしていることだ。

 左右対称ということは、上昇した日数と下落した日数がほぼ同じ。さらにたとえば1%が下落した日数と、1%上昇した日数が同じ、2%が下落した日数と2%上昇した日数がほぼ同じということになる。

 つまり大雑把に言えば2000年以降、日経平均は同じ割合程度の上昇と下落をずっと繰り返しているということになろう。1%上がれば1%下がる。2%上がれば2%下がるの繰り返し。

 これでは儲かるはずがない。

 では、上昇相場をとらえ、これに乗るにはどうしたらよいか。ヒントは2013年の日経平均の動きに潜んでいた。