株データブックWeb「記者が斬る!」
2013年12月11日 ザイ・オンライン編集部

最強の統計学 徹底活用術<入門編>
株価の値動きを先取りキャッチ

第1回 棒グラフの出っ張りで 転換点を見つけ出せ!

 まず、今年2013年1月から直近までの日経平均の変化率の分布をみてみよう。

 先ほどの左右対称とは異なり、棒グラフがプラス1%から3%にかけて、右に大きく膨らんでいるのがわかる。これは13年は1%から3%上昇した日数が1%から3%下落した日数よりはるかに多いことを示している。

 2013年は変化率がプラスの日数が、マイナスの日数よりも多いことを棒グラフは示している。

 このように、分布を一定幅ごとに棒グラフにしたものがヒストグラムで、分布のばらつき加減や偏りをみるときに利用される。

株価の上昇・下落で
ヒストグラムの形が変化する

 株価の変化率ごとにその日数を示したこのグラフは、棒グラフが右に膨らむと株価が上昇、左に膨らむと下落していることを示すことになる。。

 言い換えれば、株価が時系列的に「下落→横ばい→上昇→横ばい→下落」という通常のトレンドの変化をしたとすると、グラフの形状も次のように変化するはずだ。

  こうした、左右への交互の膨張の繰り返しというグラフの変化を活用して、株価が下落から上昇に転じる転換点を見つけ出すことはできないであろうか?