2013年も残すところあとわずか。そこで今回は、ザイ・オンラインで「クレジットカード活用術」を連載中の「ポイ探(ポイント探検倶楽部)」の菊地祟仁さんとともに「知らないと損する!2013年ポイント&クレジットカード業界の重大ニュースベスト10」を決定!
第10位から第1位まで、カウントダウン形式で発表します!
【第10位】
カード会社が運営するオンラインモール増加で
ポイントサイトで獲得できるポイント数が減少傾向に
2000年台中盤からサイト経由での買い物のほか、広告視聴やアンケート、ゲーム、クリックによってポイントをもらえる「ポイントサイト」が「お小遣い稼ぎができる」「マイルを貯められる」と評判だったが、昨年から今年にかけて、獲得ポイントが減少する状況が顕著になってきているという。
「げん玉」や「GetMoney」など、有名なポイントサイトでポイント制度の改悪が相次いでおり、「今までは1クリックで5ポイントもらえていたものが、よくて3ポイント、ひどいときには1ポイントしかもらえないようになったサイトが増えてきました」(菊地さん)。
そのポイント制度改悪の一つの要因として、クレジットカード会社が運営するオンラインショッピングモールの普及がある。
「JCBの『Oki Doki ランド』のクレディセゾンの『永久不滅.com』、三井住友カードの『ポイントUPモール』など、カード会社が運営するオンラインモールが充実、普及したことで、ポイントサイトを利用するメリットが少し減ってきてしまいました。ただ、各種サービスへのモニター登録や保険・引っ越しなどの見積もりなどでは、ポイントサイトにしかないポイント獲得案件があったり、無料のゲームで比較的簡単にポイントが貯まるなど、ポイントサイトのメリットもあるので、今後はそういう方向に重点が移っていくかもしれませんね」
クレディセゾンのオンラインショッピングモール「永久不滅.com」は、2017年7月18日より「セゾンポイントモール」に名称が変更されました。
また、企業のポイントサービスも業績的に厳しいところはサービスを改悪する動きが出てきている。
「ヤマダ電器でスロットマシンを回してもらえる『来店ポイント』も、以前はハズレでも1回50ポイントもらえたのに、今はアタリでも10ポイント程度だったりと、大幅にポイントが減ってきています」(菊地さん)
しかし、その一方でクレジットカードの還元率は上昇傾向にあり、カード会社が運営するオンラインモールも増加しているということは、ポイントを付与する企業側(カード会社や小売り業者など)は、客寄せや形だけの宣伝ではなく、実際に業績に貢献する消費者にポイント付与の対象を移してきているという見方もできるだろう。
【第9位】
アメリカン・エキスプレスがマイルやホテルなどの
旅行系サービスを拡充してプチ富裕層を狙い撃ち!
もともと旅行系に強いアメリカン・エキスプレスが、今年はその戦略をより一層強化してきた。
「マイルが貯まりやすいと人気だった『アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(以下、スカイ・トラベラー・カード)』がさらにマイルが貯まりやすくサービスを変更したり、ワンランク上の『アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード(以下、スカイ・トラベラー・プレミア)』を登場させたほか、ウェスティンホテルやシェラトンホテルを展開する大手ホテルグループと提携した『スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(以下、SPGアメックス)』を発行するなど、アメリカン・エキスプレスが旅行系のサービスを拡充させました」
「スカイ・トラベラー・カード」は、「航空会社系のクレジットカードよりもマイルが貯まりやすいマイル系最強カード」として知られている。以前は「対象となる航空会社21社から1社を選び、その航空会社のサイトで航空券を購入すると、航空券の代金の3倍分のマイルが貯まる」というものだったが、2013年7月からは「1社を選ぶ」必要がなくなり、「対象となる21社」のどこで航空券を購入しても、購入代金の3倍分のマイルが貯まるようにサービスを改善した。
しかも、「スカイ・トラベラー・カード」は、貯まったポイントを「提携13社のマイルに自由に交換可能」で「無期限で貯められる」ので、年会費は1万円(税抜)と他のマイル系カードと比較すると若干高めだが、航空会社に縛られない、自由度の高いマイル系カードとして人気になっている。
次のページ>> 第8位には、あの人気キャラのクレジットカードが登場!
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【2024年4月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天ポイント」が改悪続きでも“最強のポイント”である理由を専門家が解説!「楽天カード」などだけでなく、無料でポイントを獲得できるサービスが魅力! ◆「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分! |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
- | |
【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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【関連記事】 ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると1%分のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% (※1) |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※2) |
AMEX | Suica | |
【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※3)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 通常1000円(税込)につき1ポイント貯まる永久不滅ポイントを 「1ポイント=最大5円相当」 の商品に交換した場合の還元率。交換する商品によっては、1ポイントの価値が5円未満になる場合あり。※2 2年目以降は1100円(税込)。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※3 年間合計30万円までの利用分が対象。以降は還元率0.5%。 |
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【関連記事】 ◆「セゾンパール・アメックス・カード Digital」は、QUICPayで2%還元と超お得! 最短5分で発行できる「SAISON CARD Digital」の申し込み方法も解説! ◆還元率が高い、おすすめのクレジットカードを紹介!クイックペイを利用すれば還元率2%になる「セゾンパール」など、年会費が実質無料で注目の3枚をチェック |
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