個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!
2014年10月30日 ザイ・オンライン編集部

給料の半分を天引きで証券口座に入金し
4年間で1億円が目前に迫る投資術とは?

ダイヤモンド・ザイに登場してくれたのが株の勝ち組個人投資家のダルさん。ザイの特集「忙しくても大きく儲けてる!個人投資家10人の株で勝つワザ」の中の1人だ。ダルさんは10万円から株を始めて数年で資産1億円が目前となっている。掲載した10人の株のワザは十人十色で凄いのだが、今回は、ダルさんの株のワザを大公開。

競争がある業種内の勝ち負けに賭けずに
どこが勝っても儲かるその業種から稼ぐ株を!

 「最近はCTS(4345)という建機レンタルの会社で儲けました。ゴールドラッシュ(1850年頃の米国のゴールドラッシュ時代、多くの人が一攫千金を夢見て金を掘り当てようと努力したが、結局、それらの人にツルハシやジーンズを売るほうが確実に儲かったという話)のツルハシの会社にあたり投資法ですね。震災の復興や東京オリンピックで建設需要は旺盛です。でも、建設会社だとどの企業が受注するかわかりません。それに対して、レンタルはどの会社が受注しても儲かるので」

 と、壁一面に大好きなアニメのポスターが貼られた部屋で、嬉しそうに語るのは、20代の専業投資家のダルさん。10万円を証券口座に入金してから、たった4年で9000万円まで増やした実力者だ。

 「資産は倍々ペース。09年は2倍弱、10年もそれぐらい。11年は負けましたが、12年は3倍、13年も3倍。今年は40%ぐらい増やしました」(ダルさん)

 12年秋のアベノミクス以降はともかく、それ以前は日本株が厳しかった時期だが……。

 「自分は、割安で、しかも利益が伸びている会社が好きなのですが、そのころは小型株を中心に増収増益の会社がPER5倍ぐらいで落ちていたんです」(ダルさん)

 サラリーマン時代は給料の半分を毎月証券口座に追加投入したダルさん。

 「最初に入れちゃうと、あまり負担感を感じないんですね。特に資産が少ない最初のうちは毎月の入金パワーが大きな力になりました」(ダルさん)

 初めて買った2つの株は「かつや」を展開するアークランドサービス(3085)と、医療機器販売のディーブイエックス(3079)

 「その後、どちらも株価が10倍になりました。僕は2倍ちょっとで売ってしまいましたが……。まだ10倍株を獲れたことはないんですよ。その握力がないのが今の課題です。アークランドサービスは豚インフルエンザ騒動で株価が下落しPERが6倍のときに買いました。でも月次の既存店の売上高は安定していたし、実際に食べてみて、近くにあったら通うと思った。テレビで見たのですが、社長が倹約家なのも投資家にとっては素晴らしいと思いましたね」(ダルさん)

楽して儲けたいやつに相場は微笑まない、
利益の伸びとその持続性を重視し探す!

 順風満帆な投資家スタートを切ったダルさんだが、震災があった11年だけは資産を大きく減らした。

 「値動きが激しいテーマ株を信用で買って、一気に1億円を目指そうと思ったのがまずかった。1400万円が400万円になりました。楽して増やしたいやつには、マーケットはほほえみませんでした」(ダルさん)

 その反省から、今の保有は利益が安定して伸びる株が中心。基準はリーマンショックが来ても減収減益にならない会社だ。

 「増収増益であれば、株価はいずれ戻るはずですが、減収減益になると、株価の暴落が正当化される。できるだけ損を出さずに、儲けられる局面で大きく儲けることが大事です」(ダルさん)

 気になる株に不明点があったら、その会社のIRにも電話する。現在注目しているペット保険のアニコムHD(8715)の場合は、保険の専門用語を聞いたそうだ。

 他人からは割安株投資、と言われることが多いダルさんだが、自分自身を次のよう語る。

 「僕自身は成長株投資だと思っています。PERとかは割安度を見るには大事ですが、将来を見るには成長余地が大事。ただ、これはスクリーニングでは見つからないので、投資家ブログを読んだり、東証の適時開示で地道に見つけるしかない。今は買わないとしても、上昇軌道に乗り始めたときに、乗り遅れないための日々のチェックが大事なんです」

 実際に資産を増やしたダルさんの言葉だけに、説得力がある。こうした成功投資家の株のワザを学ぶことも、株で儲ける1つの近道なのだ。