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2015年7月20日 ザイ編集部

増配余力がバツグンで株主還元強化で買える
配当&値上がりのWチャンス高配当株とは?

高配当株の中には、株価も大きく上昇する特別な株がある。こうしたWチャンスの高配当株を見つけるための注目点と、具体的なWチャンス高配当株3銘柄を教えよう!

今後注目を集め株価が上昇するのは
株主還元をせざる得ない高配当株だ!

 「今最も注目すべきキーワードは、株主還元策を強化する株です」と、岡三証券ストラテジストの小川佳紀さんはアドバイスする。なぜなら、株主還元策によって、配当増額などの直接的なメリットを投資家は享受することができるため、人気化し、株価が上昇するからだ。また、貯め込んでいた現金を有効活用することにもなるので、国内外の機関投資家からの評価も高まる。

 ただし、株主還元策を強化した株は、昨年1月頃より人気化して、株価が上がっており、高配当株は少ない。今後、注目なのは、株主還元策の優等生ではなく、株主還元をせざる得ない状況にある株だ。その中でも、「持ち合い株」を大量に保有している株には要注目だ。

 そもそも、株主還元策を強化する企業が増えたのは、日本企業の業績好調が続いている点に加えて、2つの新たな制度が導入された点が関係している。それは、機関投資家が株を保有する企業に対して、経営の効率化などの提言を促すスチュワードシップ・コードと、上場企業の株主への説明責任を明確に示したコーポレートガバナンス・コードだ。

 6月から導入されたコーポレートガバナンス・コードには、日本企業が企業価値を高めるための提言が記してあるが、その中では、持ち合い株の解消についても言及されている。持ち合い株は、政策保有株とも言われ、株式会社がお互いに相手の株を保有し合うこと。持ち合い株に使われている資金は、新たな価値を生み出すために活用されておらず、企業経営の効率化を進めるため、その解消が提言されているのだ。実際に新日鐵住金(5401)コマツ(6301)三菱地所(8802)などの大手企業が持ち合い株の解消を発表した。

 「持ち合い株の売却で得た資金は、株主還元へも回されるので、そういった思惑から、今後人気化する可能性は十分にあります」(小川さん)

持ち合い株を多く持つ高配当株は上がる!
その代表株がみずほFG、双日、JFEだ

 高配当株の中で実際に、持ち合い株の解消を発表したことで、注目されているのが、みずほフィナンシャルグループ(8411)だ。

 「持ち合い株を含む長期保有株に関するルールを厳しくすると、すでに公表しています。今後は株主還元策の強化への期待が高まっています」(小川さん)

 みずほFGは、持ち合い株を5兆円程度保有しており、今期中に1500億円程度を売却する方針で、7月1日現在、配当利回りは約2.8%だが、それで得た資金でさらに配当を増額する可能性があるわけだ。

 「銀行の中でも先頭を切って、持ち合い株の解消を進めているみずほFGは、評価が高まっており、株価の上昇余地があります」(小川さん)

 同様に、双日(2768)ジェイエフイーHD(5411)も5月中旬時点で、時価総額の20%以上の持ち合い株を保有している。これらの企業は持ち合い株の解消を促進するだけでなく、今後の業績見通しも良好であるため、持ち合い株の解消がテーマ化すれば、株価が大幅に上昇する可能性は十分にあるはずだ。

 ところで、ダイヤモンド・ザイ9月号には、増配と値上がり益の両方が狙える「増える配当&上がる株価!ダブルチャンス高配当株」の大特集が載っている。下げが怖いこのタイミングに買うならこうした株がオススメだ。また、「3万円台から買える!出遅れ10万円株」、別冊付録「桐谷さんの株主優待目的別ベストチョイス100」、「最新版・株主総会おみやげ図鑑&気になる総会生中継」など、株の情報が満載となっている。さらに注目は「桐谷さんが挑戦!自腹50万円のデイトレバトル」。桐谷さんは儲けたのか、損をしたのか…。ダイヤモンド・ザイ9月号もぜひ読んでみて欲しい。楽天ブックスやアマゾンでは、送料無料で予約を受付中。