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2015年8月17日 フィスコ

高値圏での底堅い値動きだが、中核的な銘柄の出現が必要

 日経平均は反発。70.81円高の20590.26円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を
終えた。14日の米国市場では、予想を上回る経済指標が好感され、NYダウ、ナスダック
ともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20585円だったこともあり、こ
れにさや寄せする展開に。また、2015年4-6月期の国内総生産(GDP)速報値が発表さ
れ、前期比年率1.6%減と、市場予想1.8-1.9%減ほど悪くなかったほか、3四半期ぶり
のマイナス成長により日銀の追加緩和期待につながっている。
 ただし、中国の動向なども見極めたいとするムードも強く、その後は20600円を挟ん
でのこう着に。セクターでは保険、その他製品、ゴム製品、繊維、食料品、医薬品、ガ
ラス土石、電力ガス、陸運などが堅調。一方で、石油石炭、鉱業、不動産、情報通信、
パルプ紙、その他金融などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超え
ており、全体の過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上
昇。
 日経平均は20600円を挟んでの底堅い値動きをみせている。ただし、KDDI
<%%%9433%%%>、ソフトバンクグ<%%%9984%%%>が冴えないほか、追加の緩和期待があるものの、先週末
に強い値動きをみせていた不動産は利益確定の流れが優勢であり、手掛けづらさはあ
る。また、ミクシィ<%%%2121%%%>が6%超の下落となっていることも、個人主体の売買を慎重
にさせている面がある。
 中国人民銀行は人民元基準値を2日連続で引き上げており、中国については落ち着き
が見られてきている。ただし、上海指数は4000pt接近で上値の重さが意識されており、
再び調整を強めてくるようだと、波乱含みの相場展開に向かわせやすいだろう。ラオッ
クス<%%%8202%%%>は高値圏でのこう着。材料株とはいえ、中核的な銘柄の出現がないと、こう
着ムードは払拭できない。
(村瀬智一)