2015年、株式会社フルスピードに入社した三浦仁史。着実にステップアップを重ねていった彼は、たくさんの仲間と尊敬できる上司に支えられグループ長というポジションで活躍している。ただ、道のりは決して平坦なものではなかったという。「階段を1段ずつ上ってここまできた」という三浦のヒストリーに迫った。

控えめな性格でも数字で成果を証明できる それが「営業」だった

▲小学生時代の三浦、比較的内向的な性格だった。

2018年10月で入社丸3年になった三浦は、現在デジタルマーケティング事業部に所属し、営業、新規開拓と既存クライアントに対するコンサルティング業務、グループ長としてのマネジメントや育成業務を主に行なっている。

子どもの頃の三浦は比較的内向的な性格で、授業中に手を挙げて発表することもあまりないような少年だったが、学年で1番足が速く学校や近所でも有名な存在だった。

三浦 「駿足のおかげでみんなから注目されることもあったし、内心それが嫌いではありませんでした。中学で私立の学校に行くと、自分より足の速い人間がたくさんいて、それだけでは目立てなくなっていき、結局中高は部活動に入ることなく終わりました。
勉強もスポーツも頑張って、というようないわゆる『優等生』像からは遠い位置にいる存在でしたね」

中学生から高校生にかけての三浦は、特に秀でた才能もないし、その日が楽しければいいや、あぁこうやってなんとなく大人になっていくんだろうな、なんて思いながら日々をなんとなく過ごす事が多かった。

大学生の頃からアルバイトでテレアポ営業を行なっていた。自分の成果が数字ではっきり見れるので成長の過程が目に見えてわかるのと、難しい職種である半面、スポットライトが当たりやすく目立ちやすいポジションだということも性格に合っていた。

三浦 「テレアポのアルバイトをしていました。アポイント獲得の件数がはっきりと数字で見えて、自分の実績グラフだけがホワイトボード上でぐんと伸びているのを見るのが好きでした。
コミュニケーションを取りながら、自分の頑張りがハッキリと数字で見られる『営業』という仕事に、その頃から魅力を感じていたのかもしれません」

内心は目立ちたがり屋、でもどちらかというと控えめな性格。だからこそ、自分の成果が「数字で見える」ということに嬉しさを感じていた。

”数字を追いかける”スタンスから、”できる限り自分が動く”スタンスへ

大学卒業後、新卒で入社した企業では、個人事業主に特化したIT人材支援会社の営業職に就いた。法人営業チームと人材営業チームがあり、三浦は法人営業チームに所属することに。

三浦 「企業の組織づくりや、『経営者がどのような考えを持っているか』を知って、それをどうしていけばより良くなるかを考えるのが好きでした。そうしたなかで、もっと自分の幅を広げたいと思いはじめたのをきっかけに転職を決意しました」

三浦は、転職活動中にフルスピードの存在を知る。「営業に強い会社」この評判を聞いて、すぐに興味を持った。

三浦 「営業部門の事業部長と面接しました。厳しそうな人が出てくるのかと思いきや、想定外に物腰の柔らかな方だったことを覚えています。
話していくうちに、今後の仕事のスタイルが見えた気がしたんです。私が思い描く理想の仕事のスタイルというのがふたつあるんです。
ひとつは仕事を通じて関わる人たちの範囲を法人にとどまらず幅広く広げること。
もうひとつは数だけを追うような仕事ではなく、目標達成のために自分で考えてやれることをできる限りやらせてもらえるような裁量をもらって自由に考えて動けること。
それらを通じて『将来のために経験と自信をつけていきたい』。フルスピードでは、自分の思い描くそんな仕事のやり方が実現可能だということがわかりました。
その後、社長と最終面接という名の意思確認をして、それが確信に変わりました」

これから長い間社会で活躍していくために経験を積んで自信をつけたかった三浦は、それが実現できると感じ、2015年10月、フルスピードへの入社を決した。

停滞期から初受注、MVP獲得へ 強い信念と仲間に支えられた1年間

入社してから2カ月は、つらいことのほうが多かった。新規営業の受注がまったくとれなかったのだ。

三浦 「自分の成果を実感したいと望んで取り組んでいる仕事なのに、成果が見えないまま進むのはとてもつらかったです。所属していたチームには新規営業をともに頑張る仲間が6人いて、なかには新卒の社員もいました。
新卒社員は私より先に初受注を獲得していて、悔しい思いをしたこともあります。モチベーション高く入社して、やる気もありました。
思いつく限り工夫したり試行錯誤したりしてみましたが、なかなか成果につながらず、自分は何がしたいのかわからなくなった時すらありました」

だからといって、そこでくじけるわけにはいかなかったし、くじけなかった。意志ある転職であることを、三浦自身が誰よりも理解していたからだ。

三浦 「なかなかうまくいかない状況でも『簡単には負けられない』『歩みを止めたらもったいない』という思いは消えませんでした。
そんな私を、上司や仲間は諦めるどころか支え続けてくれました。
もちろん怒られることもありましたが、仕事の先輩としてだけでなく、人間としても尊敬できる上司に出会えたことは大きな財産でしたし、仲間のおかげで頑張れた部分もたくさんあります。
もっと一緒にいて色々盗んでやってみようと必死でついていきました」

周りのサポートや仲間との息抜きも、その時の三浦の支えだった。仕事ではライバル関係でも1歩離れると気さくな仲間たち、そして社員達を引っ張ってくれる上司の存在はとても大きいものだった。

悔しさをバネに、できることを着実にコツコツと階段を1歩ずつ上っていく日々だった。

三浦 「 2ヶ月目に初受注がとれた時は、仲間も上司も自分のことのように喜んでくれました。『今まで積み重ねてきたものが実を結んだね!』と言ってもらえて嬉しかったことを今でもはっきりと覚えています」

そこから7ヶ月、入社してから約1年後に、三浦は自身初の月間MVPに選ばれる。

三浦 「どうやって MVPになったか?特にコレをやったということはなく、今までの積み重ねの成果がドン!と出たのがその月でした。意識した獲得ではなく、自然にいつの間にか階段を上っていて、気がついたら高いところまでやってきていた、というような感じでした」

そして、入社して2年半が経った2018年5月に、三浦は営業部門のグループ長になる。

三浦 「グループ長になってからは、自分以外のことも考えて仕事をするようになりました。今までは自分のことだけ考えていればよかったのですが、相手の特徴や得意不得意を考えながら、今まで教わったことを伝えていくというやり方に変わっていきました。
自分が当たり前にできることを他のみんなが同じようにできるわけじゃないということに気がつき、逆に私ができないことを平気でやってのけてしまう人がいることも知りました。
こういう気づきは初めてだったので、最初は戸惑いを感じることもありました」

ただ、半年前とは違う悩みが生まれていること、悩みのレベルが1段階上がったことについては喜びも感じていた。また、新人時代に上司に言われたさまざまな言葉を思い出して、「あの時上司はこういう気持ちだったのかな」などと考えることが増えたという。

「向いていない」と人に言われても、決心と継続力があれば結果はついてくる

グループ長になり視野が広がったおかげで、周りにも変化が起こっている。

三浦 「社内のサービス部門の人たちとのやり取りでも、関わってくれている人たちの事を考えて動くようにしています。すると、困った時に積極的に助けてもらえるようになってきたんです。
『周りの人のいろんなサポートがあって成果に繋がっているんだ』という視野を持てるようになりました」

三浦には、フルスピードで将来担いたいと考えているポジションがある。

三浦 「現場に直接関わっていない部門長以上の管理職の方々と、実際現場で活動している営業メンバーたちとの間に立って、考えや思いのギャップをなくせるような影響力のある人になりたいんです。
私の上司は管理職の方達ともよく飲みに行くので、ついて行って一緒に話せる機会がある。
普段現場寄りでプレイヤーとして動いていることが多い人なので、営業部門の社員達ともコミュニケーションを取る機会が多いです。
双方の話を聞ける立場にいるからこそ、気がつくことができるギャップやすれ違いがあると思います。そこにうまく作用するような動きができるようになりたいですね」

三浦が抱くこれから先のビジョンは、人間力や市場価値をひたすら向上させていくというものだ。

三浦 「 30代、 40代になって、人生をかけてチャレンジしたいことが見つかった時に、自信をもって躊躇なくそこに飛び込んでいけるだけの知識と経験を今のうちにできるだけ身につけておきたい、と思いながら日々の仕事に取り組んでいます。
経営やマーケティングの知識を持つことはもちろん、人間として魅力的な、人を惹きつけられるような存在になれたらいいと思っています」

「営業は向いていないんじゃないか」と周りからは言われていた。喋りがうまいわけでも明るいキャラクターというわけでもなかったが、努力すれば成果は出せると信じていた。

そして、その気持ちがあれば前に進めるということを自ら証明した。努力が必ず報われるかどうかはわからない。しかしやり続けていく決心と継続力さえあれば、結果はついてくるんだということを学んだ。

そして、その気持ちを維持し続けることができたのは、フルスピードで出会った互いを高め合える仲間と、尊敬できる人たちのおかげだ。

「夢を探すための準備段階」という、大切な時期をフルスピードという環境に置いた三浦の目線は今、上を向いている。