2018年にSALES ROBOTICSにエンジニアとして入社した3名は、全員が文系で未経験。当社の社員にはいないタイプでした。彼らの教育は私たちも手探りでしたが、彼らもまた手探りでついてきてくれたのです。今回はそのひとりである小川梓美を紹介します。

文系、しかも未経験。だけどプログラミングがやりたい

▲2018年4月 SALES ROBOTICSの仲間入りを果たした小川梓美

エンジニアといえば理系。そんなイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。2018年に新卒でSALES ROBOTICSに入社した小川梓美は、文系出身。入社するまで、プログラミングの知識はほとんどありませんでした。

ITを使ったものづくりがしたいという想いから、プログラミングには興味がありましたが、文系出身の自分には無理だと諦めて、就職活動をはじめたばかりのころは、「広告づくりも“ものづくり”」という観点から広告業界ばかり見ていました。

けれど、とある就職説明会に参加したとき「文系でもエンジニアを募集している会社がある」と耳にしました。

小川 「そのひとつが、 SALES ROBOTICSだったんです。文系でもチャレンジできる!これはもうチャンスだ!と思い、迷わず面接を申し込みました。
ほかの業界も含めて 20社くらい面接を受けていたんですが、ここの面接が一番楽しくて(笑)。
他社だと志望動機とか自己 PRとかに関する質問に答えるというやりとりだけだったんですけど、 SALES ROBOTICSでは趣味の切り絵について話を聞いてもらえて、ほかにも好きなこと、嫌いなことなど、踏み込んだ質問をどんどんしてくれました。
また、私からの質問もたくさん受け付けていただきました。“面接 ”というより、“会話 ”したというイメージ。私のことを知ろうとしてくれているのがすごく伝わってきたんです」

それまで彼女の就職先を選ぶ基準は、仕事内容が最優先事項だったけれど、この面接を機に一気に考え方が変わったのです。どんな仕事をするかはもちろん大切だけど、何を大事にしている会社なのか、そこでどのような人たちがどのような考えを持って働いているかが大切なんだと気づきます。

「この人たちと仕事がしたい!」そう強く思って、SALES ROBOTICSの仲間入りを決心したのです。

見守ってくれている人がいるから、安心して楽しんで学べた

▲”わからないこと”をそのままにせず、先輩社員に聞きながら勉強の日々

入社した小川は、まず配属先であるIT BASE本部開発チームの小田から研修を受けることになりました。プログラミングの基礎から順を追って教わり、実践を通して少しずつ身につけていく……

ただ、研修を受けていても、聞いたことがない言葉や用語が多くて、まずはそれらの言葉の意味を理解することが求められました。

小川 「わからなかった単語が出てくるたびにチャットにメモして、帰りの電車の中で調べるというのを毎日くり返しました。知らないものを知らないままにしておくのってちょっと気持ち悪くて……」

その真面目な性格で知識をコツコツと積み上げ、趣味の切り絵でも発揮されていた集中力を活かして技術を少しずつ身につけ、めきめきと成長していきましたが、それだけでは足らず、自宅のPCでもプログラミングの勉強をはじめることにしました。

小川 「環境構築する段階からつまずいてしまって(笑)。でも、休日でも小田さんがチャットで相談にのってくれたり、平日の昼休みに質問したら答えてくれたので、どんどん解決していけました。
こういう業務外のことでも親身になってサポートしていただいたので、小田さんには本当に感謝しています!」

入社当時は、パソコン自体にも不慣れで、ワードやパワーポイントを使用したことがある程度でした。

小川 「でも、なにか問題が起きても小田さんに相談したら必ず解決できるっていう安心感があったので、自分でどんどんやってみようって思えたんです。 IT用語やプログラミングを書くことに嫌悪感を一切感じずに、むしろ楽しんで学べたのは、間違いなく小田さんの研修のおかげですね」

技術だけでなく、プログラミングするための論理的思考力も必要

▲クライアントから要望された機能を開発するチームで、楽しみながら一歩一歩着実に前進

そうは言っても、もともと文系。しかも未経験。現在進行形でまだまだ苦労は続きます。プログラミングの技術はもちろんですが、それ以上に論理的な思考力の未熟さを痛感すると言います。

アルゴリズムやコードなどを書くうえで重要なのは、どういうステップでそれがおこなわれるのかを、頭の中できちんと整理すること。それができていないと、完成したプログラムがうまく作動しない、なぜ作動しないのかが理解できないという事態に陥ってしまうのです。

そのため、小川は研修の段階で小田から論理的思考力を鍛えるためにオススメの本を3冊借りて読み、以降は自分でも良さそうな本を見つけては読む習慣をつけています。

小川 「研修中に、プログラミングから少しずれて、アルゴリズムを考える期間を設けていただきました。小田さんが用意してくださったクイズ形式の問題をひたすら解いていって、頭を訓練させていったんです」

研修が終わり、小川は現在所属する受託開発チームに配属されました。クライアントから要望された機能を開発するチームで少しでも早く現場の力になれるよう、先輩達が用意してくれる課題に取り組んでいます。

まだまだ課題は山積み。ひとつの課題をこなせたと思ったら、次の課題に頭を抱える……。そんな苦悩だらけの山道を、楽しみながら一歩一歩着実に歩いています。

アウトプットすることで、本当の自分の力になる

▲ 次年度に入社してくる新卒社員の為にも、自分が培ってきた知識や技術、働き方を少しづつ発信していきたい

2019年からはより実践的な業務に入り、いままでインプットしてきたことを、実際にプロダクト機能というかたちでアウトプットしていくことも求められます。

小川 「 4月になれば、次年度の新卒社員が入ってきます。彼らの為にも、自分がこの 1年間で培ってきた知識や技術、働き方などを、少しでも発信できたらいいなと思っています」

いま活躍している先輩たちのような技術力を身につけたエンジニアに少しでも早くなるためにも、アウトプットは重要。アウトプットすることで、時には失敗を重ねながら自分がいままで学んできたことが身につき、必要な改善が見えてくるのです。そしていつか、自分がつくったもので、世の中に影響を与えたいと考えています。

小川 「自分がつくったシステムで皆さんの仕事や生活が楽になる。そんなことができたらいいなと思っています」

その目標をかなえるために、小川は毎日楽しみながらプログラミングの技術や知識を身につけています。

何かを成し遂げるには、努力が欠かせませんが、その努力も苦痛だらけでは長続きしません。「楽しむ姿勢が一番重要だなと思うんです」と語り、プログラミング未経験の文系女子は、立ち止まることなく歩き続けます。