2016年11月、新卒で入社した会社を半年で辞め、ookamiにジョインした加藤宏大。「スポーツ×テクノロジーで勝負がしたい」とスタートアップの門を叩きました。大学スポーツの真価はプレイヤーだけではなく、スタッフにもある。大学スポーツと向き合い続ける思いを語ります。

新卒で入社した会社で「物事を深く追求する大切さ」を再確認

▲新卒として入社した会社にいる時の写真(写真左が加藤)

就職活動中は、スポーツメーカーやネット広告を扱うIT企業を10社ほど見ていました。手っ取り早くスキルを身につけたい気持ちが強かったので、市場や会社が伸びていて優秀な人がいるところが良いと考えていました。

そこで1社目の会社に出会ったんです。その企業は、国内だけだけではなく、国外にもオフィスを構える大手ベンチャー。ITと人材に特化したサービスを展開していました。

惹かれたのは、メインの事業のほかにも多角的にやっていたこと。それにシェアも取っていたこと。仕組みを知りたいと思いました。

さらに、社員一人ひとりが個性的で魅力もあったことから、その会社を自分のファーストキャリアとして選びました。

新卒として入社した私は人材営業として配属され、求職者と事業所のマッチングをしていました。

日々の業務にも慣れ、自分の仕事を俯瞰して見ることができるようになった時、「人材業の仕組みって効率化されすぎているな」と思うようになったんです。

私はその仕組みをつくった人をすごいと思った一方、「怖い」とも感じました。「転職」って人生の大きな決断だと思うんです。

そんな大事な決断を短期間で決めたり、時にはメールでクロージングしたり……。「本当にこの人は転職したいのかな?」とか「この人が求めてる本当の職業って?」と物事を突き詰めていくことの重要性を感じるようになりました。

どんな仕事にも共通して言えるとは思うのですが、仕組みはもちろん大事です。

でも、物事を深く考えることを忘れてはいけないと思うんです。

キャリアを決めるためにぶらさない“軸”

▲スポーツ業界へ“覚悟”を決めて飛び込んだ加藤

入社して半年くらいした時、元から興味のあった「スポーツ×テクノロジー」の分野で挑戦してみたいと思うようになりました。「2020年の前後はスポーツという分野でチャレンジして成果を出したい」と。

今でもそうなのですが、私が何かを決断する時に一番大切にしていることは、“自分がするべきか、しないべきか”という軸です。

ベンチャーっぽく、「直感で!」なんて言いたいところなんですが、「したい」と「したくない」を天秤にかけてしまうとどうしても、「したくない」が勝っちゃうんです。

だから、当時「何をすべきか」と自問した時、すぐ「転職しよう」と決断できたんです。今が転職すべき時だと。そこで出会ったのがookamiでした。

実はほかの企業なども見ていて、内定もいただいていました。

そこでookamiを選んだ一番の決め手は、代表である尾形の「受けているところだったら、スポーツカンパニーで一番可能性があるのはうちだね」という言葉に心動かされたこと。

「スポーツ×テクノロジーで勝負をする」と決めていた自分はここにジョインするしかないと思ったんです。

また、当時のookamiは“0歳企業”。どうやって成長していくのか、自分がその成長にどう貢献できるのか、一緒に挑戦してみたいと思いました。

大学スポーツの「真価」をもっと多くの人に

▲ookamiに入社した頃の写真

ookamiで最初に任された仕事は、「ウインターカップ(高校バスケの全国大会)」をPlayer!を通して、いかにして盛り上げるかという施策でした。今となれば、Player!内ではメジャーコンテンツですが、その当時はまだまだ、未開拓。

しかも、高校球児だった私は、それまでバスケとはまったくと言っていいほど無縁でした。ルールも曖昧だったのでさまざまな専門誌を読み漁っては、必死にバスケの勉強をしました。

試行錯誤した最初の仕事は無事成功。学生スポーツとPlayer!の親和性の高さを発見することができ、ookamiに貢献できたことが素直に嬉しかったです。

今は、おもに人事、マーケ、営業と多岐に渡り仕事をしています。

そのなかでも特に「メディアパートナー」に可能性を感じています。

このメディアパートナーという仕事は、大学の体育会やリーグを対象とし、ファン獲得に向けたデジタルマーケティング・広報をサポートしています。

もちろん、各大学の体育会の広報支援をしたいという気持ちはあります。

でも一番に思っていることは、もっと多くの人に、大学スポーツの魅力を伝えたり、大学スポーツ自体を価値あるものにしたりすることなんです。

大学スポーツは、高校スポーツとプロの良さがリミックスしている、ハイブリットなスポーツだと思っています。

高校スポーツよりレベルが高く、プロスポーツ以上に選手一人ひとりが“一勝”に価値を見出し、心動かすプレーがたくさんあります。それが大学スポーツの良さのひとつだと。

そんな魅力をもっと色んな人に届ける手助けがしたいと思っています。

また、大学スポーツにおいて、価値があるのは、選手だけではありません。選手を包括的にサポートするスタッフにも価値があると考えています。

大企業や大手ベンチャーで1年生からインターンしている学生がいたとしたら、どんな企業の人でも「優秀だから一緒に働きたい」と思います。

そんな学生と同じくらい体育会に所属する「人」は優秀で魅力的なんです。でもそのことをまだまだアピールできていない。

だからこそ、その「真価」まで伝えていける人になれたらなと思います。

深く追求するからこそ見えてくる本当の課題

▲同じ価値観を共有し働くookamiメンバー

でもその気持ちが“一方通行”にならないように気をつけています。

これは、ookamiの3つめのバリューでもある“MADE WITH CARE” 深く追求しようというのに通ずるのかなと思っています。

体育会やリーグの広報担当者と一番近い立場にいて、何を課題に思っているかを一番寄り添って考えられる立場にいる。だからこそ、お互いが“共感”できる部分を考えるようにしています。そして、今、ookamiができることを提案して、より良い解決方法は何かと。

そこで重要になってくるのが、深く追求すること、想像することだと思っています。

ヒトだったら、何を考えているのか。モノだったら、どんな背景があってつくられたのか。コトだったら、なんでその事象が起きたのか。

どんな場面においても、深く追求することで、課題を発見し、解決する一歩を踏み出せると思うんです。

私の目標は、「感情に貢献できる人になる」ということ。

ookamiでスポーツを通じて、スポーツの魅力を伝え、楽しんでもらうことも重要です。でもそれだけではなく、関わっているスタッフの人の価値にも気づいてもらえるようにするのが私の役割だと思っています。