2016年、新卒でサイバードへ入社した渡部良。社会人3年目の春、プロジェクトリーダーを任されることになった彼は、それからわずか9カ月で「CYBIRD HEROES」のMVP賞を受賞しました。不安やプレッシャーを乗り越え、仕事のおもしろさに目覚めていった渡部の等身大の奮闘記をご紹介します。

「好きなことをしたい」「みんなとつくりあげたい」どちらの夢も諦めない

▲学生時代、サークルで映画を制作していた渡部。音声をよく担当していた。

小学校低学年の時からインターネットに興味をもっていた渡部良。元から映画やアニメは大好きでしたが、小学5年生の時に出会ったオンラインゲームに“どハマリ”し、土日は一日中ネトゲ三昧だったと言います。

以来、ゲームをはじめとするエンターテインメントの魅力にどっぷり浸かり、高校ではアイドルにハマることになります。

渡部 「動画を見たり、ライブに行ったり、握手会にも行ったりしていました。テレビで見る人が自分の目の前にいて、自分のことを見ている、視界に入っているっていうのはなんとも言えない高揚感があって。本当に元気をもらっていましたね」

そんな渡部が大学への進学にあたって考えたことは、『好きなことを仕事にしたい』ということでした。

渡部 「正直、大学へは『何を仕事にしようか』と迷いながら入学しました。でも、好きなことを仕事にしたいという漠然とした想いはあったので、ゲームや映画、 CGなど、エンターテインメントのことを幅広く学べる大学の映像学部に入学を決めて、入ってから何をしたいのか探そうと思いました」

ゼミやサークルにも積極的に参加し、自分がおもしろいと思うことや、チームで物事を進めるうえでのポジションも見えてきたと言います。

渡部 「映画やミュージックビデオを制作するサークルに所属していたんですが、そこではみんなでひとつのものをつくることのおもしろさを知りました。

ゼロから考えて、最終的にひとつの作品が生み出されるプロセスを体験したり、それが世に出てお客様のもとに届いた時、反応をいただけたりするのが特におもしろかったですね。

ゼミでも副リーダーというポジションで、イベントの企画をゼロからやる機会があったんですが、ひとりでできる範囲って限界があるし、それぞれ得意なことと不得意なことがあって。

それをリーダーとして前に出て引っ張っていくというよりは、一歩引いて適性を見ながら采配をとって、チームを動かしていくのが自分としては向いているというか、おもしろかったです」

こうして、『自分の好きなことをしたい』に『みんなで何かをつくりあげたい』という想いが加わり、渡部の仕事選びの軸が固まっていきました。

「こういう人がいるならきっといい会社」入社の決め手は“人”だった

▲新入社員時代を支え合った同期とは、今でもよく集まるという。

大学3年になり、就職活動のタイミングが訪れた時、渡部はサイバードと出会います。

渡部 「就職サイトで自分のやりたいことや好きなことをキーワードに検索したんですが、そのなかにサイバードの名前がありました。ゲームやアニメ、芸能人のライセンスなど、自分の好きなものが詰まっているな~と思って。

その時は特にゲームに興味があったので、ゲームの企画・開発に携わりたいと思っていました。ただ、この会社ならどの事業を担当することになっても楽しめそうだなと思って、エントリーしました。扱っているエンターテインメント領域の広さが魅力でした」

エントリー後、会社説明会にも参加した渡部。その時に話した人事のメンバーが強く印象に残ったと言います。

渡部 「説明会後に、人事の方が学生の質問に答えるという時間があったんですが、すごく親身になって質問に答えてくれて。こういう人がいるんだったら、きっといい会社なんじゃないかって素直に思って (笑 )、選考にも進むことにしました。

その後の選考でも、自分の個性というものを見てくれたなと思います。やっぱりどんなにやりたいことがあったとしても、一緒にやる人と合わないと長続きしないと思うんですよね。なので、事業の領域はもちろんですが、最終的には “人”を見てサイバードに決めました」

入社後、研修を経て配属されたのは、ゲーム事業ではなく、コンテンツ事業を扱う部門でした。そこで、自身もファンであった誰もが知るアーティストの公式サービスを先輩社員とともに担当することになります。

渡部 「まさか自分が担当できることになるとは夢にも思っていなかったので、本当に嬉しかったですね。自分自身がファンだったこともあって、ファン心理やファンがどういうところから情報収集をしているのかなども知見がありましたし、趣味が仕事につながった感じでした」

とはいえ、1年目は同時に複数のサービスを担当していたこともあり、大きな失敗もしました。

渡部 「少し仕事にも慣れてきた頃、自分の確認不足でサービスのメルマガを誤配信してしまったことがあって。お客様からご指摘をいただいたことで自分のミスが発覚したんです。

自分が確認を怠るとこれだけ多くの方に迷惑をかけてしまうんだということを身をもって知りました。仕事をするにあたっての自分の責任について、改めて考えさせられた経験でした」

「先輩みたいにはできない」プロジェクトリーダーとしてもがいた3年目の春

その後、アーティストの公式サービスの運営に加えて、それ以外のサービスについても企画からローンチまで推進するなど、先輩社員のもとでさまざまな経験を積みました。

そして、入社3年目の春、渡部に転機が訪れます。チームメンバーの編成変更により、自身が“責任者”として、アーティストのサービスを含む6つのプロジェクトリーダーを任されることになったのです。

渡部 「サービスの運営はもちろん、権利元との渉外から売上管理まで、すべて自分でやらなければいけない状況になりました。それまで先輩の背中を見ながら 2年間やってきましたが、自分ひとりでやらなきゃいけないというのはまったく感覚が違いましたね。

先輩という理想像とその時の自分を比べて『自分は先輩みたいにはできない』、『まだ追いついてさえいないのに』って、正直めちゃくちゃ不安でした。ただ、逃げるわけにもいかないし、なんとかしなきゃいけないので (笑 )、がむしゃらにやり続けました」

そんな大きな不安や失敗できないというプレッシャーを抱えつつ無我夢中でやっていくなかで、仕事のおもしろさがだんだんと見えてきました。

渡部 「社内外を巻き込んだプロジェクトチームのなかで、自ら決定し推進していくという大きな裁量を持てたことは、『自分がサービスをつくっているんだ』という実感に結びつき、楽しかったです。

それが、やりがいやモチベーションにもつながっていました。もちろん、経験が浅く判断に迷うこともあったので、その時は『どうやったらお客様にサービスの価値を感じていただけるか』という原点に立ち返って考えたり、時にはシニアプロデューサーの方に相談したりもして。

今思えば大変だったけど、 3年目でこの立場になって、いろいろな経験ができたことは自分のなかで大きかったし、ありがたかったです」

そしてプロジェクトを任されてから約9カ月後の2019年1月、渡部は、その年活躍した社員に贈られる「CYBIRD HEROES」のMVP賞を受賞しました。

渡部 「失敗もたくさんしましたけど、今までやってきたことをかたちとして会社に認めてもらえて嬉しかったですね。やってきて良かったなと思えたし、次の 1年にもつなげていこうって思えました。自分の成長を実感できた瞬間でした」

目指すのは「一緒に仕事がしたいと思われる人」

現在、渡部は既存プロジェクトに加え、新規事業を検討・推進するプロジェクトチームにも所属しています。

渡部 「自分を含む 6名のメンバーで進めているプロジェクトで、 2018年 12月から始まりました。テーマは特に絞らず、週に 1回それぞれがアイデアを持ち寄ってブレストして、企画を膨らませています」

最初は、既存プロジェクトに加え、新しいプロジェクトをやっていくのは不安もあったと言います。

渡部 「今の仕事量に新しいことがプラスされるのか、という気持ちもあったんですが (笑 )、先輩方の圧倒的な知識量と、どんな話題についても何かしら情報をもっている引き出しの多さに刺激を受けて、すごく勉強になっています。

かたちになるのはまだこれからですが、いくつか進めてみようかとなっているものもあって、これからが楽しみです」

サイバードで学ぶことはまだたくさんあるという渡部。これからの自分についてこう話します。

渡部 「ここ数年で目指すのは『一緒に仕事がしたいと思われる人』です。たとえば、何かのプロジェクトが発足するときに『渡部はメンバーに入れておきたい』って思ってもらえたら嬉しいなって思います。

いずれは後輩の育成やマネジメントもやっていきたいので、背中を見せられるようにもなりたいですし、その先の目標としては『こういう人になりたい』と思ってもらえるようになりたいですね」

これからは先輩の背中を追いかけるのではなく、自らが背中を見せる側へ。大きな目標へ向かってつき進んでいきます。