プロジェクトマネジメント専門のサービスを業種業界問わず多くのお客様に提供しているマネジメントソリューションズ。社員はそれぞれ“マネジメント”に対する熱い想いを持っています。今回ご紹介する田中晃博が、ビジネス環境の変化が激しい自動車業界にて実現したいこととは?

今の自分を支える、初めてマネジメントに触れた学生時代と前職の経験

▲左:高校時代 野球に没頭していた日々  右:大学時代 音楽サークル活動に熱中していた頃

私は2019年現在、プロジェクトマネジメントコンサルタントとして、自動車関連会社のプロジェクトマネジメント支援をおこなっています。初めてマネジメントに触れたのは、高校時代でした。野球に没頭していた私は、部活を通して人を束ねるやりがいを知ったのです。

そして進学した大学でも、バンドサークルでリーダーシップを発揮しました。また、バイトでお客様をおもてなしする楽しさや自分の仕事をやり遂げるプロ意識を学びます。

しかし、私の最初の仕事はマネジメントではなく、ものづくりでした。私が就職活動をおこなっていた2002年は、ちょうど自動車にカーナビや音楽プレーヤー、DVDプレーヤー等が整備され、自動車がただ“走る”ものである以上に、“楽しむ”場であることが重視され始めたころ。

単なる移動手段ではなく、日々楽しめる空間として自動車を捉えるということに心惹かれた私は、カーナビなどを開発する会社を志願します。結果、その会社に採用され、希望通りカーナビ開発部署に配属されました。

深夜まで仕事が続く忙しい毎日でしたが、技術者として自分の好きな開発の仕事に携われてとても楽しかったです。自分の関わった仕事の成果が目に見えてわかる、充実した日々でした。しかし、環境の変化で次第に、楽しかったものづくりの現場から離れざるを得ない状況になっていきます。

カーナビが世の中に一通り普及し、ビジネスで他社と差別化することが難しくなってきたため、方針転換で自動車部品の標準化開発等(さまざまな自動車に汎用的に利用できるソフトウェアの開発)に移行し始めました。

これは、自分のつくったものが成果として目に見えず、どのように自動車に反映されているのかわかりづらい。自分がやりがいを感じていた仕事から離れるのは、非常につらかったですね。やりたいと思っている仕事をできず、悩んでいた時期でした。

苦境で思い出したのはマネジメントの楽しさ。やりがいを求め転職を決意

私がマネジメントに関わるようになったのはちょうどこの頃です。入社して何年か経ち、技術者としてではなくリーダーの立場で、お客様と調整したりプロジェクトメンバーをマネジメントしたりする機会が増えてきたんです。

しかしもちろん、始めからスムーズにマネジメントができていたわけではありません。マネジメントの知識もあまりない状況でしたので、メンバーを集めて独自に勉強をするなど、思考錯誤しながらマネジメントをおこないました。

けれど、プロジェクトの状況は厳しく、当時担当していたプロジェクトは、皆遅くまで一生懸命仕事をしているのになぜかうまくいかない。メンバーのモチベーションも下がり、皆が疲労しているような状況が1年半ほど続きます。

「われわれの仕事は、お客様の要望に沿う価値を提供することだ。プロジェクトは多くの人が力を合わせてその目的を達成するものなのに、それを支える人が疲労している状況では、そもそもお客様に価値も提供できないのではないか?」――ギリギリの状況のなか、そんな考えが脳裏をよぎりました。

「皆が楽しく仕事をしてこそ、プロジェクトの目的も達成できる」という想いを抱くように。この想いは、現在に至るまで自分を支えつづけています。そして、「独自の勉強だけでは足りない。より体型的にプロジェクトマネジメントを学んで自分のキャリアにしたい」と、転職を考え始めました。

「良い結果は良い組織から」面接を受けたただひとつの会社で全力を尽くす

▲MSOL中部支社にて

転職活動をするなかで出会ったのが、現在所属しているマネジメントソリューションズ(以下、MSOL)です。私は直感を信じるタイプなので、大学受験も新卒のときの就職活動も、そしてこの時も受けたのはピンときたところひとつのみでした。

自分のやりたいマネジメントの仕事ができる会社にしか転職しないと決めていたのですが、数あるマネジメント会社のなかでMSOLだけ面接まで受けようと思ったのは、MSOLの面接官の考え方が琴線に触れたからです。

この考え方に共感し、2017年4月にMSOLへ入社しました。入社後に配属されたのは、今世界中で開発競争がおこなわれている自動運転支援関係の開発プロジェクトです。

私はプロジェクトにおいてマネジメント専門に支援をおこなうPMO(Project Management Office)として参画しました。自動運転を実現するため、開発者は日々新しい技術の開発に没頭します。

これまでになかったものを現実化するための開発はもちろん重要なのですが、プロジェクトマネジメントの専門家として私が気になったのは、プロジェクトにマネジメントの基盤が存在していないということと、プロジェクト全体として一体感が感じられない、という2点でした。

そこで、PMOとしてマネジメントの基盤を整備していくのと同時に、現場の雰囲気改善にも取り組んでいきました。皆が楽しく仕事をしてこそ、プロジェクトの目的も達成できる。

プロジェクトの成果を出すためには、マネジメントを整備する以上に、各メンバーが密にコミュニケーションを取り合って一丸となって同じ目標に向かい仕事をすることも非常に大切なんです。

そのため、私がPMOとしてチームの潤滑油となって動くことで、皆が働きやすい雰囲気をつくっていきました。コミュニケーションづくりもPMOの重要な仕事のひとつなのです。

今は少しずつチームの雰囲気も良くなり、プロジェクト全体に活気が出てきていると感じています。良い結果は良い組織から生まれます。そのためにPMOとして、プロジェクトのマネジメント基盤を整備し、良い組織づくりに貢献していきたいと思っています。

マネジメントで自動車業界の成長に貢献するーーPMOの可能性を信じて

▲お正月の書初め:2019年の一文字

私はこれまで一貫して自動車業界に関わっていますが、今は世界中の多くの企業がしのぎを削っている自動運転関連のプロジェクトでお客様をご支援しています。自動車業界で日々マネジメント支援をおこなうなかで感じているのは、日本の自動車産業の持つ可能性です。

これまで日本は高い技術をもって、自動車分野で世界のその他国々を圧倒してきました。現在は中国をはじめとする国々が大きく成長し、あらゆる分野で日本を追い抜いて行く厳しい状況ですが、私はまだ日本の自動車業界には世界で挑戦できる優位性があると思っています。

その自動車業界をマネジメントの面から支えたい。マネジメントを良くしていくことで、日本全体を良くしていきたい、ひいては世界全体を良くしていきたい。壮大な想いですが、私は実現可能だと考えています。

今ご支援しているプロジェクトの開発はこれから佳境に入ります。真の組織力が問われる状況になるため、そこまでしっかりと開発プロジェクトを支え、喜怒哀楽を一緒に味わい、最後は、笑顔で成果を世に出せるように、PMOとして使命を全うします。

私は毎年年初めに自身の1年の目標を書初めとして記すのですが、今年の書初めは“燃”!何事にも熱い想いを持って取り組みたいとこの一文字を選びました。今後もこの想いを大切に日々仕事をしていきます。