2年間のオーストラリア留学を経験後、インターンとしてGumGum Japan(ガムガムジャパン)に飛び込んだ茅本拓朗。従来の就職活動の枠にとらわれず、自らの信念により、進むべき道を切り拓いてきました。そんな彼の成長の軌跡をたどります。

他にはない広告を手がけるGumGumに魅力を感じ、インターンへ

2019年1月、インターンとしてGumGum Japan(以下、GumGum)に入社した茅本拓朗は、2020年3月に卒業を控えた大学4年生。入社から8カ月が経った現在は、アカウントマネジメントチームの一員としてアカウントマネージャーのサポートや、新規クライアントへの提案など、幅広い業務に携わっています。

GumGumのアカウントマネジメントチームは、オペレーションやクリエイティブなどキャンペーンにかかわる部門を取りまとめ、キャンペーン全体を統括する役割を果たします。茅本が担当しているのは、キャンペーンの進捗報告や最終レポートの作成といった業務。アカウントマネージャーとともに結果を検証し、クライアントにアウトプットしています。

一方で、セールスチームとともに新規クライアントのもとに同行し、提案書の作成や実際のプレゼンテーションを行うなど、部署の垣根を越えて、さまざまな経験を積んでいます。

茅本 「インターンという立場でありますが、キャンペーンがどういう形で進んでいるのかはもちろん、キャンペーンのパフォーマンス結果もしっかりと見せていただてるので、すごく勉強になります。新規の提案についても、セールス側の仕事がわかるので、仕事の全体像を見る意味でも役立ちますし、アカウントマネジメント業務の両方で良い経験をさせていただいています」

そんな茅本が仕事をするうえで心がけているのが、とにかく“考える”こと。たとえば、キャンペーン中のレポートで広告掲載のスクリーンショットを送る場合でも、GumGumの強みであるAIを活用した記事の文脈に即したターゲティングが機能していることをクライアントが理解しやすい記事を選びます。

また、クライアント向けのセールス資料を作成する際は、GumGumを使うことが、お客様にとってどのようなベネフィットになるのかを意識した資料をつくる。任せられた仕事を理解してこなすだけではなく、求められていることのなかで、何がベストなのかを常に考え、仕事をしています。

茅本「こうした考え方もGumGumで働いてみて、わかったことです。仕事なので、スピードもクオリティも求められるのですが、その中でベストな内容を選んでいくという、実践的なスキルが身に着けられたのは、ここでの経験が大きいですね」

仕事を得る「チャンス」は、「就活」だけじゃない

GumGumに入社する以前は、海外留学をしていた茅本。

高校時代から留学に興味があったものの、当時は野球部の活動が忙しく実現することはできませんでした。念願が叶ったのは大学3年生の時。1年の期限で、オーストラリアへの交換留学を果たしました。

茅本 「ただ当時は、あまり目的はなく、とりあえず海外に出れば何かあるだろうと思っていたんです。でも現地に行くと自分の得意だった英語がまったく通じない。そこで、これは 0から学び直さなければと必死で大学に通っていました」

海外で暮らすことで、自分の経験値が高まるのを実感した茅本。1年だけでは惜しいと感じ、ワーキングホリデーの制度を利用し、もう1年、海外で働きながら経験を積む道を選びました。2年目は、「語学を磨き、さらに視野を広げるために、現地の文化に積極的に飛び込もう」と決意。映画館で週5日働き、オーストラリア人とルームシェアをするなど、“異文化漬け”の日々を過ごしました。この経験が茅本の就職観に大きな影響を与えたといいます。

茅本 「海外では日本のような就職活動ではなく、勉強や留学、インターンの経験などを自分の武器としてアピールし、就職を勝ち取るのが一般的です。日本のように、自分をつくり上げて就職活動することで得られる経験もたくさんあるとは思いますが、僕の中では、それよりも実際に社会で働いて得る経験のほうが、大きいと感じ始めたんです」

その思いから、帰国後すぐに動画配信の会社でインターンを開始。未経験で飛び込んだ世界でしたが、そこで働くうちに、次第に「もっと社会や経済に影響を与える分野で働いてみたいと」考えるようになったといいます。そんななかで出会ったのがGumGumでした。

茅本 「インターネット広告には、当時、わずらわしいイメージしかなかったのですが、GumGumの広告はすごく洗練されていて、こんなキャッチ―なものもあるんだと驚きました。留学経験から外資系の会社にも興味があったし、AIを使ったデジタル広告もすごく興味がわいて、すぐにインターンに応募しました」

実際に入ってみると、インターナショナルでオープンな雰囲気も自分に合っていたという茅本。一般的な就職活動が半年ほどかかるのであれば、自分はその期間、ここでしっかり経験を積もうと考えたのでした。

茅本 「自分が成長できれば、絶対に雇ってくれる企業があると、根拠のない自信があったんです (笑)。就活に集中するよりもGumGumで求められているものをしっかり出せるように働こうと思っていました。就活よりも社会での “経験 ”をとった感じです」

社内での経験を実践につなげ、新規クライアント獲得へ

入社後の茅本は、仕事の経験はもちろん、現CEOのPhil Schraeder(フィル シュレーダー)と直接話す機会を得るなど、さまざまな経験を積んできました。なかでも印象に残っているのが、入社して2カ月で出された「GumGumの広告を売るピッチを考える」という課題です。社内に向けたプラクティスピッチでしたが、学生でデジタル広告の知識がない茅本にとっては、なかなかの難題でした。

茅本 「ヤバいなと思いましたよ。ただ、その課題をこなすために、自分でもすごく勉強したんです。その時にかなり知識がついたと思います」

テーマは、スポーツブランドのシューズの広告。企画は、シューズのサイトを見て、ブランドイメージを想定するところからのスタートでした。そのブランドは、ストリート系を意識したものだったので、掲載はそのあたりのファッションの記事が有効だと推測。インスタグラムのハッシュタグ検索機能を有効活用する発想で、スクリーンショットなどを例題に挙げて、ターゲットを絞り込む提案行いました。

一方で、ブランドサイトのクリエイティブにも注目。GumGumのクリエイティブなら、サイトの仕掛けを再現できることなどの強みを訴え、ひとつのキャンペーンをすべて自分自身で企画していったのでした。

茅本 「最初はどうなることかと思いましたが、想像していた以上にポジティブな評価をいただくことができました。大変ではありましたが、自分で考えた提案を形にしていくことがすごく面白かったですね。自信にもなりましたし」

このプラクティスピッチの経験が、すでに実際の現場でも生かされています。先日実施した、飲料メーカー向けのピッチは、茅本が新規で話をつなげ、企画から提案までを主体となって行いました。ここでも、クライアントから上々の評価をいただき、今後のキャンペーンへの可能性を残したのです。

茅本 「実際のピッチは、本当に緊張しました。先輩に同行してもらっていたので、事前ミーティングを兼ねて昼食をごちそうになったんです。でも緊張しすぎて、一口しか食べられませんでしたね(笑)。提案内容は、その企業が長年手掛けている大きな活動と絡めたキャンペーンだったのですが、GumGumの強みである記事の文脈に沿ったターゲティングの魅力を伝えることができ、先方も面白いと乗ってくださいました。何より次につながっていることがうれしいです」

インターンでの経験を武器に、社員としてさらなる飛躍を

さまざまなチャレンジを続けながら、確実に経験を重ねる茅本。2020年4月からは正式に、GumGumに社員として入社することが決まっています。自分が成長できれば、絶対に雇ってくれる企業がある──。

就職活動よりも“経験”を重視し、クライアントと実直に向き合ってきた姿勢が評価されたのです。茅本自身も、オープンで働きやすく、インターンの自分を信じてさまざまな仕事を任せてくれるGumGumに、大きな信頼を寄せています。

茅本 「数カ月働いて、これからもここで挑戦を続けていきたいと思っていました。だから、『来年どうする?』と聞いていただいたときは、うれしかったですね。すごく良い経験をさせてもらっているので感謝の気持ちもあります。今はしっかりと働いて、社員として恩返しをしたいと思っています」

2020年4月から茅本は、アカウントマネージャーとしてキャンペーン全体を動かす役割に就きますが、現在のアカウントマネジメントチームでの仕事はもちろん、セールスの最前線でピッチを手掛けた経験は、今後、大いに役立つと考えています。

茅本 「4月から新入社員として入社する方は、最初は社会人のトレーニングから始まると思いますが、僕は社会人1年目で学ぶようなところを、すでに経験させてもらっていると感じています。また、少しではありますが、セールス側もクリエイティブ側の気持ちもわかります。

そうした自分なりの長所を生かして、クライアントも含め、皆さんがハッピーになるキャンペーンを手掛けていきたいですね」

既存の枠にとらわれず、自分の信じた道をストイックに歩んできた茅本。インターンを通して培ったスキルと経験を武器に、広告の世界を舞台にした新たなチャレンジが始まろうとしています。