カラダノートが行なう事業の柱のひとつ、意思決定支援事業。保険や食品など子育て層の生活にまつわる商材を扱う企業に協賛いただき、ユーザーに有益な情報やサービスを届けるというこの事業は、協賛先との関係構築がとても大切です。担当者が日々している心がけていることやにひもづく仕事への姿勢などをお伝えします。

新卒採用ではSE職で50社から不採用に。Web領域の提案営業で感じたもどかしさ

▲ 松岡は新卒で入社した前職ではコンサルタントとして活躍し、準MBPとして表彰もされていた

Webやアプリというメディアで、ユーザーに役立つ情報やツールを提供する一方で、さまざまな協賛企業様のサービスをユーザーの属性に合わせて紹介し、生活にまつわる意思決定を支援する事業を行なっている株式会社カラダノート。

意思決定支援事業を担当する、アライアンス部の松岡真乃は、Webマーケティング企業での提案営業の経験を経て、カラダノートに入社。キャリア選択の背景には、幼少期の原体験がありました。

松岡 「もともと私は SEになりたかったんです。小学生のときから、親の仕事の影響でパソコンを買い与えてもらい、パソコンやプログラミングに興味を持ちました。ですが大学は、将来働くときのためにというよりは、当時勉強したかったことを軸に選んだので、文学部に。

そして、いざ就職活動しようと思ったときに、 SEがやりたいなとあらためて感じました。ですが、根っからの文系だったので、 50社くらい受けたSE職に全部落ちてしまって。

Web領域には絞っていたところ、『 Webの提案営業であれば、社会人の基礎である営業力も身につくし、技術的なところにも少し関われるから、最初からSEになるよりいいんじゃないか 』と言ってくれた面接官がいて、納得してそこに入社しました」

Webマーケティングの法人向け提案営業を約4年。そのなかで、Webマーケティングは、事業主をサポートするひとつの要素でしかなく、クライアントとの温度差がどうしても出てしまうことに、もどかしさを感じはじめます。

松岡 「少しレベルを上げてサポートしたいと漠然と考えるなかで、私も事業主側に行ってみたいと思うようになりました。そんなときに、カラダノートの 『毎日家族と夜ご飯を食べられる 』 『月曜日が楽しみになる仕事 』というキャッチコピーがついた募集に目が留まったんです。

応募したら、最初から社長が出てきてくれました。印象的だったのは、面接の最後に、『 運はあるほうですか?』と聞かれたこと。私は、『運はすごくいいほうです! 』と即答しました。運がよかった過去のエピソードもたくさん頭に浮かんでいました。

ところが……社長の『 そうなんですね 』で、面接は終了。しょぼんとしながら帰ったのですが、すぐに内定の連絡を受けて驚いたのを覚えています。」

当時カラダノートは、代表の佐藤竜也が営業を担当。松岡は入社後、佐藤の案件を引き継ぐなど、営業職の経験を生かした仕事をしていくことになりました。

一気通貫でクライアントと向き合えれば、温度差は少なくなる

▲ クライアントの立場に寄り添うことを大切にしている松岡(写真右)

アライアンス部で行なう業務は、クライアント様のお困りごとに対し、私たちで解決できることを考え、提案し、実践していくというもの。そのなかで松岡が意識しているのは、任されている領域以外のヒアリングも積極的に行なうことです。

松岡 「基本的には毎月、クライアントさんの目標値に対してのカラダノートの実績を共有していただき、それに基づいて社内の方向性とクライアントさんの意向が沿っているかなどの調整をしたり、その他の施策を考えたりします。

ただ、共有していただく数値データには、私たちの任されている領域以外の要素も絡み合っています。業界として抱えている課題や、クライアントさんの業界内での立ち位置なども踏まえて、施策を考えるために必要だと思ったら、領域外のこともどんどんヒアリングしています。

私は経験的にも、仕事観的にも、クライアントさんに対して一気通貫で携わることを重視しています。なので、直接担当者さんの話を聞いて、『こういうことができるんじゃないか?』という改善策を、一緒に考えていくことを心がけています」

また、クライアント様の業界の基礎知識や時事的な情報を、インプットしていくことも忘れません。松岡の魅力のひとつは、インプットすることに対して、肩の力が抜けていることです。

松岡 「たとえば保険業界であれば、『 金融庁から○○というお達しがあって、目が厳しくなっている 』など、業界ならではの情報も当たり前に知っておく必要があります。ただ、それは普段から自分の業務の一環だと思っているので、あまり意気込んで『 調べていかなきゃ! 』とは感じていませんね」

彼女は、その業界の人と話をするために必要なインプットをして、実際の会話のなかで自然と知識の片鱗が出てくるように準備しています。前職時代に感じた「クライアントとの温度差」を、少しでもなくしていくための工夫でもあります。

意見の衝突は日常茶飯事。大切なのは、信頼の積み重ね

▲ 社内でも社外でも、小さな信頼を積み重ねていくことを大事にしている

松岡のスタンスは、常にクライアント様目線であることです。自社のビジョンやミッションを見据えたうえで、担当者レベルだからこそ徹底的にクライアント様に向き合うことを意識しているのです。

松岡 「自社、ユーザーさん、クライアントさんがいて、その三方よしを突きつめていくことは前提にあります。ただ、社内目線になるとどうしても自社のメリットが優先されがちになってしまいます。

私はクライアントさんの方を向いている立場の人間として、責任をもって声を拾うべきだと思っていて。クライアントさんが望まれいてることやその背景をしっかり理解し、まずは社内にクライアントさんの声をそのまま持って帰り、それから社内やユーザーさんを見ているメンバーたちとすり合わせて、折衷案を見つけていきます」

当社は、アプリやWebといったメディア事業は一般ユーザーをターゲットにしています。そのぶん社内には、向いている方向が「ユーザー」というメンバーが多くなります。そこに彼女のような立場で考えられるメンバーがいるからこそ、企業としてのバランスを維持することができるのです。

もちろん、社内で意見がぶつかることは日常茶飯事。松岡は、仕事の関係は、ひとりの人間としての信頼でつくられることを強く意識しています。

松岡 「一番大事なのは、日々の小さな信頼を積み上げていくことだと思います。信頼がない状態でいきなり大きなことを言ったり、何かを変えたりすると、反発が起きたり、なかなか受け入れてもらえなかったりしますよね。

私自身はクライアントさんに一番近い立場に立っているからこそ、出来るだけご希望に沿った形の提案をしたいと考えています。小さい約束の積み重ねで信頼を獲得していくことが大切です。
逆に日々の信頼が積み上がっていると、その人を信じたい、期待したいという気持ちになってもらえると思います。そこの小さな積み重ねはすごく大切にしていますね」

「企業の想いの伝わり方をヘルシーにする」第三者だからできる企業への貢献

▲ 「同盟」という意味を持つ”アライアンス部”であることに意味があると松岡は言います

組織改編の際、今の部署を「アライアンス部」と名付けたのも松岡自身。そのネーミングにもひそかなこだわりがあります。

松岡 「一般的にこの仕事は営業職ではありますが、部署名を決める際に『アライアンス』という言葉を提案しました。アライアンスの本来の意味は『同盟』です。私は、クライアントさんと同盟のような関係になれないなら、『セールス』に変えたほうがいいと思うくらい、この名前には意味があると思っています」

現在、クライアント様と直接やりとりをするメンバーは松岡のほかに1名。2人は、お互いの担当案件を週に1度共有しあい、いつでもフォローに入れる体制をつくっています。

当社が「ヘルシーウェイ」というビジョンコンパスを作成した際に行なったワークで、松岡は、「企業の想いの伝わり方をヘルシーにする」と自分の仕事を定義づけました。

松岡 「世の中にいろいろな商品やサービスがあるなかで、広告などで目にしないと気づかなかったり出会えなかったりすることはたくさんあります。ですが、自社で出す広告だと、自画自賛しているととられてしまい、イメージは良くないですよね。

そこに、私たちがメディアという第三者の立場から発信・紹介していくことで、いい情報やサービスが濁りなく伝わる。それが1番ヘルシーな状態だと思いその言葉に意味をこめました。
今行なっていることが全部それに直結しているかというと、遠回りしている部分もあるのかもしれませんが、これからもその方法を模索し続けるのがわたしの役割だと思っています」

カラダノートの成長は、意思決定支援事業なくしてはありません。クライアント様を何よりも大切にするアライアンスとして、松岡は今後も信頼を積み重ね、会社とともに成長していくでしょう。