東京市場まとめ
1.概況
日経平均は514円安の50,767円と反落して寄付きました。前日の米国市場ではハイテク株が軟調で、主要3指数が揃って下落し、日本市場でも売りが優勢でのスタートとなりました。朝方は急速に下げ幅を拡大し9時9分に1,035円安の50,246円をつけ、本日の安値を更新しました。その後は持ち直すも、前引けにかけて弱含み、847円安の50,434円で午前の取引を終えました。
後場も基調は変わらず、徐々に下げ幅を拡大する展開となりました。節目の5万円台は割り込まなかったものの、最終的に905円安の50,376円で取引を終え、3日ぶりに反落しました。連日で最高値を更新していたTOPIXは21ポイント安の3,359ポイントで、5日ぶりに反落しました。
新興市場では東証グロース250指数が続落し、12ポイント安の708ポイントとなりました。
2.個別銘柄等
TOPPANホールディングス(7911)は14.0%高の4,244円をつけ、大幅反発となりました。13日、2026年3月期(今期)の当期純利益が前期比22.3%減の700億円を見込むと発表し、従来予想から50億円減益幅が縮小する見込みで、業績の上振れを好感した買いが入りました。
荏原製作所(6361)が一時、ストップ安水準となる15.4%安の3,843円まで下落しました。13日、2025年12月期(今期)の第3四半期決算を発表し、通期の営業利益予想は従来の1,025億円から1,100億円に上方修正するも、精密・電子事業の受注見通しを下方修正し、これを嫌気した売りが出ました。
INPEX(1605)は一時、6.2%高の3,203円をつけ年初来高値を更新しました。13日、実施中の自社株買い取得枠を拡大すると発表したほか、2025年12月期(今期)の当期純利益が、従来予想から200億円上方修正となる3,900億円(前期比8.7%減)としたことで、これらを好感した買いが入りました。
キオクシアホールディングス(285A)はストップ安水準となる23.0%安の10,025円をつけ、大幅続落となりました。13日、2026年3月期(今期)の中間決算を発表し、営業利益は前年同期比55.2%減の1,308億円と、好調であった前年同期からの反動が大きく、減益を嫌気した売りが殺到しました。
サイバーセキュリティ研究開発のFFRIセキュリティ(3692)は10.1%安の9,680円をつけ、大幅反落となりました。13日、2026年3期(今期)の中間決算は最終損益が4億4,100万円の黒字と前年同期の3,300万円の赤字から黒字転換となるも、通期の純利益は前期比4.2%増の7億1,500万円と据え置かれ、好決算が期待されていた中での保守的な通期見通しが売り材料となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は週間で0.2%高、TOPIXは1.8%高で取引を終えました。前日は米国のハイテク株に売りが目立ち、日本市場も軟調な展開となりました。
来週の材料は、19日(水)のエヌビディア[NVDA]決算発表が目玉で、足元では売りが優勢である半導体関連銘柄の反転材料となるか注目されます。また、本日大引け後のメガバンク決算も注目されるほか、日本郵政(6178)やゆうちょ銀行(7182)の決算発表も予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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