コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2021年1~2月度の家電量販店編だ。
ケーズデンキ、エディオンは売上高「前年超え」
コロナ特需は縮小傾向
家電量販店の主要3社が発表した2021年1~2月度の月次業績データは、以下の結果となった。
○ビックカメラ+コジマ(ビックカメラ)の売上高
1月度:前年同月比96.3%(3.7%減)
2月度:同97.3%(2.7%減)
○エディオンの全店売上高
1月度:前年同月比115.4%(15.4%増)
2月度:同106.1%(6.1%増)
○ケーズデンキ(ケーズホールディングス〈HD〉)のグループ売上高
1月度:前年同月比118.0%(18.0%増)
2月度:同110.1%(10.1%増)
エディオン、ケーズデンキは前年の実績を超え好調な一方で、ビックカメラはわずかではあるものの、前年割れを起こしている。各社の動向について時系列で業績の推移を追うと見え方は変わるだろうか?。