長期金利上昇で株式相場が乱高下も
今後大きく金利高となる可能性は低い
長期金利上昇の影響を受け、世界の株式相場は乱高下しつつある。米国の長期金利は、昨年8月の0.5%を底に、今年3月には1.8%まで上昇した。景気回復を受け、金利は今後もさらに上がっていきそうなイメージがある。
しかし、筆者は長期金利がこれから大きく上昇する可能性は低く、世界的な株価上昇基調に大きな変化はないと考える。以下、歴史的な見地も踏まえながら、米国の長期金利とその株式市場への影響を展望していく。