2022年の株式市場は、東証マザーズ指数が1月4日の大発会から連日の大幅安となり、日経平均株価は6日に800円超も下落するなど、穏やかならぬ幕開けとなった。
新型コロナウイルスの変異種・オミクロン株による新規感染者の急増や、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測など、景気の先行き不透明感が背景と思われる。
筆者は2020年末のコラム「2021年の株価はどう動く?投資家に求められる『戦略的な鈍感さ』」において、2021年はボラティリティに耐えることができる投資家にとって、報われる年になるだろうと申し上げた。
結果は概ね予想通りの展開だったが、以下では今年(2022年)の株式相場を展望してみたい。