世界と違う日本の街角風景
W杯会場応援席はノーマスク
ほとんどの国で外出時や飲食店などでのマスク姿が当たり前になり世界の街の風景を一変させた新型コロナウイルスのパンデミックは、発生から3年を超え、ウィルスの正体もかなり分かってきたことで、多くの国で着用義務が解除されつつある。
カタールで開催されたサッカーのワールドカップでも、会場の観戦者はほぼノーマスクだった。
ところが、いまだに日本ではそうではない。
厚生労働省のホームページを見ると、屋外では、人との距離(約2メートル)が保てず会話をする場合を除いては、「季節を問わずマスク着用は原則不要です」とはっきり書いてある。街をふつうに歩く限り、マスクは不要なのだ。
にもかかわらず、第8波の最中で感染者がじわじわ増えていることもあるが、外を歩く人のマスク着用率は依然としてほぼ100%だ。
感染者が減少し、熱中症が懸念された今年の夏でさえ、着用率がほとんど変わらなかったことは驚きだとしか言いようがない。
いったいなぜ日本では、海外のようにマスクを外すことができないのか?