東京近郊で子育てするなら「千葉県流山市に早めの転居」が最適な訳Photo:PIXTA

人口増加率が6年連続で1位となるなど、千葉県流山市の人気が上昇している。この市に転入している人の多くは、30代をはじめとする子育て世代である。流山市がこの世代に支持される理由と、物件価格の観点から「流山市に転居するなら早い方がいい」といえる理由を解説する。(スタイルアクト(株)代表取締役/不動産コンサルタント 沖 有人)

人口増加率が「6年連続1位」
千葉県流山市の人気止まらず

 全国の市の中で人口増加率が「6年連続1位」となるなど、千葉県流山市の人口増加が止まらない。

 人気が集中している流山市は、新型コロナウイルス禍においても人口増加が継続し、2020年初頭からの約3年間で1万742人、割合にして5.5%増えている。

 この市は子育て世代の流入が極めて多い。通常、転入者数が転出者数を上回っている「流入超過」のエリアは、20代の若者による移動に支えられているケースが大半だ。

 しかし流山市は、2012~22年の10年間における「30代の流入超過人口」が1万3495人と多く、10歳未満の子ども世代も7805人純増している。以前から子育て世代を誘引してきたが、それがコロナで加速した感がある。

 流山市が子育て世代に人気があるのは明確な理由がある。それは子育てしやすい環境を行政が整え、支援しているからだ。