米国株は強気相場入り
上昇余地は大きい
米国株(S&P500種株価指数)は、6月8日に昨年10月の直近安値からの上昇幅が2割を超え、数字上では強気相場の条件を満たした。米国株は、2022年1月4日の史上最高値から2割以上も下落して弱気相場入りしたが、弱気相場は終わった可能性がある。
過去50年において、米国株の強気相場は6回(1974年、1982年、1987年、2002年、2009年、2020年)ある。過去6回の強気相場では、強気相場入りから1年後に、全てのケースで株価が上昇していた。また、強気相場入りから1年後の上昇幅の平均は約27%だった。
米国株が今年6月8日の終値に比べて27%上昇すると仮定すると、2022年1月の史上最高値(4796ポイント)を約13%も上回る(5453ポイント)ことになる。米国株が強気相場入りしており、過去の経験則に沿って動くと仮定すれば、米国株の上値余地は大きい。