世界気象機関が気温上昇に警鐘
7月7日の世界気温は過去最高
世界気象機関(WMO)は7月10日、今月7日に記録した世界平均気温は摂氏17.24℃となり、2016年8月16日の16.94℃を上回り、過去最高を更新したと発表した。
WMOによると、今年6月は観測史上最も暑い6月となり、7月第1週も最も暑い1週間となったとみられるという。
WMOは、今春以降、エルニーニョ現象の発生と世界平均気温の記録的上昇の可能性に警鐘を鳴らしてきたが、予測が実現しつつあるようだ。
世界の平均気温は年を通じても2023年から24年に向けて、これまで最高だった16年を抜いて過去最高を更新する可能性が高い。
ほかにも今年は5、6月に世界の海水温も過去最高になり、南極の海氷面積は6月としては観測開始以来最低の面積となるなどの異常が目立っている。
温室効果ガス発生で地球温暖化を加速させることにもなり、災害の頻発や激甚化に対する対策は待ったなしだ。