AIブームの恩恵、メモリー半導体株にもPhoto:Smith Collection/Gado/gettyimages

 メモリー半導体メーカーの苦しい1年はようやく終わった。人工知能(AI)で再び波に乗れるだろう。

 メモリー半導体は新型コロナウイルス流行下の旺盛な需要が2022年に落ち込み、在庫が積み上がったことで、価格が昨年のピークの半値以下になった。だがようやく緩やかな回復に向かっているようだ。ノムラはメインメモリーに使われるDRAMと、ストレージに使われるNAND型フラッシュメモリーについて、いずれも10-12月期に価格が10~15%上昇すると予想。半導体メーカーはすでに生産を大幅に縮小している。